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先週の一曲

猛犬です🐶
さて、遅れましたが先週の一曲です。

月の缶 川本真琴

ペルシャのオムレツは ヒステリックなスクランブルエッグ 
パスタなんて アラビア語みたい 
窓辺にもたれてまどろみ シッポで相づちを打つ 
マニキュアの瓶を倒した 瞳の中に三日月 

君のシルエットが 一番長く伸びる時刻 
天を見て 何か見つけたの 
ロ唇の外はいつも嘘になるから 気にしない 
社会学者の分析や 報道関係者の中継も おやすみ 

グラマラスな月の缶詰め 
開けないように踊り続けるの 
スターライト歩いていこう 
何処が出口かわからない 
ソーダ水の泡みたいに 
逆さまに流れる砂時計 
スターライト歩いていこう 
悲しみがあとで来ても 


(仏語訳)
(都会の空が動いているのを見たことがあるか…雲の流れは遠いかなたの異国と同じ速さだ
何処に行っても何処に住んでも鼻先を上にあげてみよう、何度も何度も周って限りなく変わり続け
同じ時は二度とないことを知るだろう)

路駐車が夢見てる ガソリンスタンド
ロ笛吹いてる 
ずっと待ってる ブロンズの天使たち
中央分離帯を平均台みたいによろめいてると
身体のどっかでざわめいてる未来をそっと感じる

プラネタリウムのすみっこで
解けないパズルぼんやり見ていた
スターライト歩いていこう
ここが出口かもしれない
スローモーションでこぼれ落ちる
誰も見ない涙が出てくる
スターライト歩いていこう
悲しみがあとで来ても

グラマラスな月の缶詰め 
開けないように踊り続けるの 
スターライト歩いていこう 
何処が出口かわからない 
ソーダ水の泡みたいに 
逆さまに流れる砂時計 
スターライト歩いていこう 
悲しみがあとで来ても 



川本真琴さんの6枚目のシングル「微熱」の2曲目の「月の缶」、その後に出たアルバムのgobbledygook(ゴブルディグーク)での月の缶はかなり歌詞が添削されて逆にどんな雰囲気の曲になってるのか気になる部分だけど個人的にこちらが好きです。

12月26日に劇団コバヤシライタさんの「ブルージーブルースターメローメローメロー」を観に行ってきました。
久しぶりの遠征を組んで福岡から松山まで行ってきました。
劇中の最後の最後にこの曲が流れた時は鳥肌がぞわぞわ立ってたまらない気持ちになりました。
「月の缶」を知ったきっかけも劇団コバヤシライタの三瀬さん(YouTube チャンネル in my room)が川本真琴さんのファンであり配信時に「川本さんの好きな曲は何ですか?」と質問を投げかけたところこちらをご紹介されて知ったきっかけになりました。

ミステリアスな曲調の中に感じる優しさというか、歌詞の言葉のチョイスが独特で、でも聴いてて心地よさを覚えるような一曲に感じます。

ずっと続くこのコロナ禍でしばらく遠征はお休みしてましたが久しぶりに好きなものに触れる為の遠征はすごく自分自身を浄化されていくような気持ちにもなりました。そして初めての観劇で久しぶりになかなかの刺激を受けました。また観にいきたいですし自分自身の「クリエイトしたい」という気持が心を動かされたような気がします。

自分の中で「月の缶」を聞くたびに感慨深くなりました。


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