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突発性難聴の通院治療を終えた

5日目。今日は土曜日で外来は予約診察のみだ。平日に比べるとひっそりとしているが予約の人はちらほらいる。わたしは平熱が36度後半ある。病院通い中の検温で37度前半を何度か出してしまった。そうコロナチェックの37度ラインに引っかかってしまう。そういうときはしばらく座って落ち着いてから測り直す。診察もあったが特別な変化はないか確認するだけの簡単なものだった。今日の看護師は今までで一番上手だった。点滴の薬の量も今日からもう1段階減っていて、点滴のペースが早かった。顔なじみの看護師もでき病院通いも慣れたもんだ。

6日目。日曜日の外来は休診だが指示来院という形で点滴を受けることができた。わたしの他にもう1人いたかどうか(カーテンの向こうで声がする)、というぐらいでほとんど患者はいなかった。正面入り口のエスカレーターは停止。各課の受付のシャッターが閉まり最低限の照明が今日はお休みですと言っていた。総合受付も閉まっていて、その端に1人いるのが日曜日の受付体制だった。日曜日でも電話は度々かかってくる。

今日の看護師は一目新人だった。ひょっとして研修中か?というぐらいの。6日目にしてはじめての男性看護師だった。やっぱり点滴の刺し直しになり、指導担当の看護師に交代してしまった。ちゃんと点滴が入るなら多少の痛みは我慢するし、わたしの腕は血管がよく見えるので練習するにはもっていこいのいい腕をしていると思っている。だから新人看護師に続けてもらってもよかった。その後病室を出るまでに3度も謝られてしまった。そんなに怖そうに見える?

7日目。ついに通院最終日。まずはいつもの聴力検査を受ける。聴力検査はこれで4回目で4人とも違う人だった。検査技師にも癖がある。少しずつ大きい音にしていく正統派。フェイントを入れてくる技巧派。無音時間を長くとり早撃ち勝負を仕掛けてくる人もいる。聴力はかなり回復している自覚があるが耳鳴りは残っていて静かなところにいると目立つ。それでも日常の音の中にいると気づかない程度にまで耳鳴りは小さくなっていた。検査の結果、ほとんど聞こえなかった右耳の聴力は正常の範囲内まで回復していた。元から正常の左耳に比べるとやや落ちるがこれは劇的な回復だった。耳鳴りが残っているので薬は1週間前にもらった耳のための2種類と同じものを飲み続けることになった。最後の点滴をうけた。窓口が閉まっていて払えなかった昨日の分と今日の分の2日分の診察代を払う。隣の薬局で薬をもらう。薬局スタッフの「お大事になさってください」の一言が優しくて心地よかった。これで突発性難聴を発症して1週間の通院が終わった。

右耳の聴力は100%戻ったわけではないし耳鳴りは残っているので回復程度の分類上「完治」とは言わないのかもしれない。でもはじめ耳元で大声で話されも聞き取れない程にまで落ちた聴力が1週間で違和感がほとんどないところまで回復した。人に聞かれたら「治ったわ!」と言える。来週もう一度検査と診察を受ける。そのときは自己ベストの聴力を叩き出したい。続く。

[追記]
予定の1週間後の検査と診察を受け、完治となった。


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