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バルトリン備忘録

先日バルトリン腺が腫れ、ネットでバルトリン腺を調べまくったがあまり情報がなかったので、同じ症状になった人に少しでも参考にしてほしいというか早めに対処してほしいと感じたので自分の経験をここに記録する。

day1
日曜日、朝から長男の習い事だったが特に違和感なし。帰ってきて夕方前子供達と公園に行きストライダーのやり方を指導しようとストライダーに跨いだ時に股に違和感を感じる。痔にでもなったのかな?と思う。夜お風呂に入って股を触ると膣入口横がボッコリと腫れている。痛みが強くなってくる。ちなみに生理の終わりかけ。寝る前に色々ネットで調べる。バルトリン腺なるものが腫れてるらしい。
だんだん強くなる痛みに明日朝一で病院を探して潰してもらいたいと考える。

day2
起きても引き続き熱を帯びたように腫れていて痛い。
バルトリン腺 東京
というキーワードで探すと専門的にやっている病院に電話で問い合わせる。車で行かないといけない距離だし初診だし出来たら近くのかかりつけの婦人科で診てもらえるものなら診てもらいたいと考える。診療時間前だったが電話したら先生が出て来院してもいいとのこと。着替えてすぐに出かける。
いつもの先生に診てもらう。先生曰く、こんなんじゃ注射針もさせないし、切るのも早いと言われる。
とりあえず抗生剤と鎮痛剤を処方される。
こんなんで治るのか?と不安になる。

母に話すと、母のいとこも最近全く同じ症状になったらしく、最初は痛みも何もないしこりみたいなものだったが気になったので病院に行くと、大丈夫だろうとそのまま帰されたらしいが、そのあと日に日に成長して大きくなっていき、何も考えられないくらいの激痛となり再度病院へ。なんとその病院の待合室でバルトリン腺がというか膿が爆発したらしい。

その話を聞き、私も早くこの爆弾とおさらばしたいと思った。

day3
仕事は休みだったが、午後から用事あり。もともと朝から出かけようと思っていたが痛みが強くちょっと厳しいと感じる。
午後からの用事は外せないのでとりあえず鎮痛剤を飲んで横になる。横になるのが一番痛くない。
鎮痛剤がよく効き午後の用事は問題なく済ませることができた。
薬が切れると痛みが戻る。

day4
鎮痛剤のおかげであれ?よくなった?と錯覚するがしこりは全く小さくなっていないというか、ほのかに成長している気がする。抗生剤なんて効くのか?こんなに大きいのに。感覚的にはピンポン玉強くらいの大きさかと思う。
仕事中は忙しかったためあまり痛みを感じなかったが帰宅すると気が抜けたのが一気に痛みが増してきた。
立っているのが結構辛く、子供とのお風呂もとても辛い。(未就学児3人)
お風呂場で触ってみるとやはり大きくなっているようで膣の入り口を塞いでる。
痛みが強いのでお風呂から上がってすぐ鎮痛剤を服用。少し横になる。

Day5
痛み全く引かず。
痛みが辛いので会社を早退。
母の誕生日だったので、ケーキと寿司でお祝いしたがケーキは一口も食べれなかった。
早々に横になる。
夜中、痛みがかなり強くなりこれはもう針で刺して出すしかないのでは?と考える。
夜中痛み止めも全く効かず痛みで全く眠れなかったので主人を叩き起こして、針で刺してくれ!と頼むが断られる。やっぱり痛いので上の階に住む母の所へ行き、主人に断られたから刺してくれと頼むが嫌だこわいと言われ断られる。自分で刺そうと考えるがこわくて諦める。

day6
朝。

実は腫れが始まってから患部を写真に撮り記録していた。(おかげで携帯の写真フォルダは子供とお股の写真が混ざり合うなんとも奇妙なフォルダになってしまった。)
朝写真を撮るともうお股の形が変形するほど腫れている。ゴルフボール大強くらいの大きさかと思う。
もうこれは町医者では無理だと考え、近くの大きい病院に電話し初診だが今日処置できるか問い合わせる。
来て下さいとのことだったので車で向かう。お股痛いのでリラコとビーサンスタイル。
小一時間待たされ診察。痛くてとてもだらしない体勢になってるプラス格好がヤバいので完全にヤバい人に見える。

診察台で足を開いた途端、歓声?があがる。
それだけ腫れてるらしい。
最近来た人よりもすごいね。と話してる看護師さんたち。
とりあえず針で抜いてみるが全く抜けず。ちょっとは針で抜けたが。
これはもう全身麻酔で切開して全部摘出するしかないとのことで、まさかの緊急手術入院となる。

おそるべし、バルトリン腺。

もうこれ以上耐えられないと思ったので早く全部とっちまって!と思った。

術前に色々と検査が必要とのことで採血やMRIなどを一気に行った。
その後主人に入院手続きをしてもらい、私は病室寝転びながら手術まで待機。

看護師さんに呼ばれそのまま歩いて、手術室へ。
すぐ手術台に乗り、麻酔を入れられ手術開始。

意識が戻った途端、傷口激痛。
え、鎮痛剤とか入れてないの?
と言うくらい激痛。
陣痛のマックス並みに痛い。起きた途端第一声が痛い!だった。

病室に戻っても激痛。スーパー痛くて脂汗マックスでもがき苦しみ、呑気に取った腫瘍を見せてもらったよと、横で楽しげに話す主人をフルシカト。

術前も痛かったけど、看護師さんに作り笑いくらいは出来てた。でも術後は早く痛み止め足してくれ!!とウザ患者になってしまいちょっと反省。

座薬は効きがいいので、6時間おきにナースコールを押し座薬を頼む。
座薬ってお尻に入れてもらうから嫌がる人が多いらしく、
恥ずかしいですよねぇ〜?
と聞かれるが痛すぎで恥なんて一切ない。

全然恥ずかしくないので早く入れてくださいと頼む。

唯一恥ずかしいと思ったのが、とんでもないボロボロパンツで手術に挑んだ事くらい。
手術台に登った時もパンツはそのボロボロパンツだったので、ふと
麻酔が入って意識がなくなって誰かにこのパンツを見られるのか、ちょっとヤバイな。
と頭をよぎった。
術後部屋のテーブルの上に袋の中に丁寧に畳まれたボロボロパンツが入れられてるのを見て、誰かに畳ませてしまったのか。申し訳ない。と心から思った。

そんなこんなで痛み止めマックスで出してもらってどうにか落ち着き退院。
術後4日くらいは患部で痛みがあり痛みどみを飲まないと厳しいなという感じだったがそんな痛みも5日目になると大分楽になった。

そんなこんなで全身麻酔の手術にまでなってしまった私のバルトリン腺。
全身麻酔の手術までになるのはかなり珍しいと思いますが、みなさんもどうかバルトリン腺を調べている過程で私のこの記事を読んでいるのであればどうか無理せず、どうか恥ずかしがらず、できるだけ早く病院にかかってください。
そして抗生物質を飲んでもまったく効いてない、大きくなっているようなら、躊躇わず大きい病院へ行き、あなたのその痛みを激しく訴えて処置してもらってください。

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