しんねんの空気が冴えてしんしんと 降る雪のようとらえられずに|今週の短歌
左手にまろく感じる輝きを撫でつつ今日も安心を乞う
満月の夜の願いは叶うとかあなたが言うなら信じてもいいよ
ものがたり紡ぐ指先かじかんで 吐いた白息世界が霞む
満面の笑みがまぶしく尊くて 独り占めはしたくもないけど
前髪が伸びたようだとわらう君 気づいてほしいところは違う
夢みたいこんな世界は嘘みたい そう思った罰が当たった
風が吹き今朝見た夢を吹き飛ばす あえかに残る景色を残して
仕事中 そういう言葉の真偽をさ 審議するには君を知らない
久しぶり 笑顔にときめ