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日々に詠む 五・七・五・七・七の音

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短歌で日常と想いをふりかえります。ゆる~く続けていく所存。
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#毎日note

あったかい飲み物飲んでごはん食べ これぞ秋の至福とぞ思ふ ~今週の短歌~

 とうとう今年も残すところ僅か。  霜月というけれど、大阪では霜はまだのよう。  さて、今週の短歌を。 誕生日プレゼントだと出されたプリン お土産ですよねどう見ても 雨音の走る音にも君想う 今頃どこで雨宿りしてるの 不安さえ会話のスパイスにしてみれば 本気なのはわたしだけ 好きなもの 無花果柘榴赤ワイン 蠍座だからね 似合うでしょ 深夜2時 なにしてるんとLINEきて 迷惑がれないわたしを自覚 後戻り できないかもな この想い 未来もな

真夜中に ゾンビも魔女も歌うたい ひと時だけでもみんなお仲間 ~今週の短歌~

 さてさて、今週の短歌を。 夢の中 覆いかぶさる男が言う 「今じゃない」 夢のお告げか私の声か うちの夢 見たよと笑うあんたには もうちょいうちを 見て欲しいけど 女の話するあんたに ああそうなん?て笑顔で相槌 何おもてんの 裸の背 なぞるあなたの掌の まろい熱に わたしの身じろぎ 安心が ほしいと言うから胸を貸し 素直に甘える あなたに安堵 書きたいの 衝動指先迷走し 下書きばかり 溜まるこの夜 電話して 何度もすみませんと言いますが 本音を言えば 連携漏らす

秋風の冷たさしみる懐にまだ早すぎるカイロなあなた ~今週の短歌~

 日曜日、バタバタと遊びに遊んでいて、投稿できずだったので月曜日投稿。  さて、今週の短歌を。 逢いたいと 願う時間が愛しくて いざ逢ってみると 倦んでしまうの 連日の 会議をこなしながら飲む 珈琲ゆるりと 苦くなるよう 長雨が 続いて靄のかかる思考 まるで微睡み 覚めやらぬまま ごゆるりと 仮面の笑顔とご挨拶 笑んで会釈し 後ずさる 逢いたいと 望むときほど逢えなくて だから焦がれる これは幻 あなた待つ 華の笑顔が見たくてと 言葉にはせぬ

春は恋の季節だけれど、今の気分は秋こそ恋 ~今週の短歌~

  ふと思い立ちましてん。毎週短歌を作ってみようかと。  季節というくくりは大きすぎるし、月々というくくりでもまだ大きすぎる。そう感じた絶好調に多感な私である(いつまでこの気力が続くのかは分からない)。  丁度よく落ち着くのが、週という単位ではないかと思ったわけだ。  ただわたくし、金曜土曜日曜と予定が詰まっていることが多い。その中で、何曜日に記事をあげるのか、ということが検討課題となった。  うーん。やはり、きりよく日曜日にするか。がっちり固めたルールにすると義務になっ