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日々に詠む 五・七・五・七・七の音

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短歌で日常と想いをふりかえります。ゆる~く続けていく所存。
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#修行中

白い雲そびえる空の高さやいかに|短歌

わたしのね 血液はさワインでさ 出来てる だから きっと美味しい 幸せを噛みしめたいと探るけど 溶ける触感 口内迷子 フィーリング タイミング且つハプニング 何が起こるかサーカスの果て 物語 ゼロ歳序章で終章は 見えているけど今は何章 押し込めた 怒り感情どこへ行く いつか帰ってくるのだろうか 抱き締めた顔を見つめて安心し それでも頭をもたげる不安 決めたこと 時の流れはやすやすと 変えていくのか規則もなしに あなたにさ 言いたいことが あるのにさ 聞く耳遥か天

師走が来 にわかにざわめく街並みに きみの姿を探す午後9時 ~今週の短歌~

 今週はお別れがあって、でもお別れのおかげでいい風に変わったものもあるような、そんな週だった。 鍋つつき 湯気の向こうの表情は 定かに見えぬ だから話せる さみしいと 伝える言葉に嘘はない けれど心は移ろうもので 会いたいとあんなに祈っていたけれど離れてみれば願わぬもので 笑い合い あなたじゃないと実感す こうして楽しいときは過ぎゆく 返信を待てど暮らせど未読のまま 夢の中で返信に泣く 霞む目を ごまかしごまかしいる場所で あなたわたしの目覚