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blenderとMMD◆A07.モーショントレース

本記事では、MMDのモーショントレースについて記載します。
モーショントレースに関して経験が少ないため、お役に立つ内容でなければすみません。

MMDで使われるモーションは、
・踊ってみた動画を手動トレース(モーショントレース)
・専用機器を付けた状態で踊ってもらう(モーションキャプチャー)
のいずれかで、配布データの大多数が前者かと思います。

モーショントレースを行うには、踊ってみた動画のように正面から定点カメラで撮影されたダンス動画が必要です。
(トレース元利用時には、踊り手さんのご許可など確認してください)

手順としては用意した動画をMMDへドラッグアンドドロップで読み込み、トレースを行うキャラクターモデルも読み込み、動画の人物と同じポーズをモデルにとらせていく、という流れです。

自分はコツをお伝えできるほどモーショントレースが上手くないのですが、
 ・まずセンターボーンで大まかな体の位置をフレーム登録する
 ・指など末端の細かい部分は後からフレーム登録する
 ・XYZ移動はセンター、XYZ回転はグループ、など使い分ける
 ・捩ボーン等利用して、メッシュが極力ねじれないようにする
 ・全ての親は使わない
 ・同じ動きを繰り返す部分はデータのコピーペーストで流用
 ・補間曲線操作はとりあえずゆるやかなS字にしてみる
 ・反転P(ペースト)も活用する
等が個人的に感じたことです。

以前モーショントレースをやってみた感想としては、blender~MMDの一通りの作業の中でも、かなり根気の必要な作業だなと思いました。

▼作業画面イメージ

他記事で記載済みの内容となりますが、MMDで読み込める動画ファイルは、.avi形式かつ2GBより小さいサイズである必要があります。コーデックの指定もあるようです。
MMDに読み込ませる動画の細かい条件については自分が勉強不足なので、こちらの方のブログがとても参考になるかと思います。
短く画質も低い動画なら問題無いですが、2GBにおさめるのが難しい場合はMMMを利用したり色々ツールを試したり試行錯誤しなければなりません。


表情や口パクのデータを作るときは、FaceAndLipsのようなツールを使うと簡単です。製作者さんのサイトからチェックしてみてください。


最後に、モーショントレースの自動化ツールをご紹介します。
手動作成データ程の完成度まではいかないものの、とても面白く技術的な試みです。手順も非常に丁寧に用意されているのでもし機会がありましたらいかがでしょうか。
自分は力不足のために出来上がったデータを上手く使いこなせなかったのですが、人によっては一から手動トレースするよりも楽が出来るかもしれません。
なお、こちらの製作者さんは他にもツールを開発、公開されてらっしゃるようです。
・クラウド(colab)でMMD自動トレース
https://qiita.com/miu200521358/items/fb0a7bcf2764d7797e26


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