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レクサスLX570盗難から回収までの一部始終!〜その1〜

先日の朝、息子を自転車でバス停まで送り、その帰りに何気なく駐車場を見ると私の車「LX570」がありません。
「珍しくこの時間に家内が使ってるのかな?」と思い、家に帰ると家内は家にいました。
「車って何か使ってる?」「いや、使ってないよ。」
Airtagを積んでいたので「探す」から現在地を確認すると、自宅から100km以上離れた愛知県に車はありました。ここで、車が盗まれたということを理解しました。

110番に電話

まず最初に行ったのが110番への電話です。
「事故ですか?事件ですか?」
「事件です。車の盗難です。」
その際に聞かれる項目はこちらです。

  • 持ち主の氏名と住所

  • 持ち主の生年月日

  • 車の車種と色

  • ナンバープレート

  • 盗難に遭った駐車場の住所

  • 駐車場の番号

  • 最後にいつ止めて、いつ気がついたか?(事件の発生時刻)

「電話で警察官が盗難場所に向かいますので、そこでお待ちください。」
ということで、駐車場に行き警察官を待ちます。
約20分後に警察官の方が来てくれました。

現場検証

盗難現場では、さまざまなツールを使って、犯人の痕跡を採取していました。
対策されてはいけないので、詳細には書けませんが、鑑識のテクノロジーがかなり進んでいるという印象です。
また、近隣の防犯カメラのデータの収集も行なっていました。明らかに車が写っている角度のカメラがあったので、犯人逮捕の糸口になってくれることを願って回収をしてもらいました。
現場検証で聞かれる項目はこちらです。

  • 持ち主の氏名と住所

  • 持ち主の生年月日

  • 車の車種と色

  • ナンバープレート

  • 盗難に遭った駐車場の住所

  • 駐車場の番号

  • 最後にいつ止めて、いつ気がついたか?(事件の発生時刻)

110番のときに話した内容と同じことを、再度現場に来られた警察官にお伝えするイメージです。
そのほかに、

  • 納税証明書の撮影

  • Airtagの現在地の表示の撮影と住所の連携

  • 車検証の撮影

を行なっておられました。納税証明書はたまたま支払い後に自宅に置いていたもので、車に積んでおこうと思いながら、そのままになっていたものです。
車検証は車に載せていましたので、車を購入した業者さんにお願いして、控えをPDFで送ってもらいました。
車検証があることで

  • 年式

  • 車台番号

を知ることができました。車台番号は、合致すれば盗難車両が自分の車であることを証明することができます。
あとは、車の特徴として「傷の場所」などについても聞かれました。
私の車には特徴的な傷があったのでお伝えしたところ、現地の警察の方に、車を見に行ってもらった際、傷の場所が合致したのですぐに私の所有する車であると判別できました。
擦り傷やへこみ傷など、もしあれば「所有者の車両の特徴」として使えるので、覚えておくと役立ちます。

現地の警察署へ連絡

管轄の警察署から、被害者本人(私)から管轄の警察署に連絡をするようにという指示がありましたので、自分のスマホで、管轄の警察署へ電話をしました。
事前に概要については連携してくださっていたので、スムーズにお話は進みました。
本人からの連絡で「被害を証明する」という意味合いがあったのではないかと思います。
こちらの連絡先などをお伝えし、「進展があれば連絡します」とのことでしたのでそのまま電話を切りました。

車両発見!すでにナンバープレートは変更済み!

連携して数十分後、現地の警察署より、「車が発見された」という連絡がありました。
盗難発覚から約1時間後のスピード発見でした。
現地の署員の方が、Airtagで示されていた場所付近を捜索。該当の車種、色、特徴が合致した車が見つかったということでした。 車種や色については、それだけでは持ち主のものと特定することができませんが、「特定の傷」については暗号のように「持ち主のもの」を証明する強力な特徴となります。
また、車台番号も同じくですが、変更されていることもあるので注意が必要です。
そして驚いたのは「ナンバープレートは全く知らない番号に変えられてた」ということです。
盗難から多くても十数時間。その間にナンバープレートは全く関係のないものに据え変えられていました。
高速で移動する際、「Nシステム」というものがあります。自動車のナンバーを自動的に読み取る装置があるのですが、それで捕捉されないようにということですね。
Twitter(現:X)などで「盗難されました!拡散希望!」といったポストを見ますが、「ナンバープレートはこれです!」と表示しても、おそらくそのときには、ナンプレを据え変えられている可能性が非常に高く、あまり役に立たないのかもしれません。

現地へ直行!自分の車か確認!

現地の警察署から連絡があり、車の鍵を持ってきて欲しいということで、約100km離れた管轄署に向かいました。そしてGPSが示していた場所に到着すると、私のLX570がそこに止まっていました。
傷の場所も間違いありません。
ただ、私が持ってきたキーでのボタンを押しても、鍵の反応は全くありません。
私は、「鍵の情報を書き換えられている」と思いました。
「CANインベーダ」という方法で盗まれていると思っていたので、その際に車のコンピューターに入り込んで、鍵の情報も書き換えられているのだと直感しました。
CANインベーダの犯行の特徴として、車の左側前部分のバンパーをめくって端子を繋ぐため、バンパー部分を無理やりこじ開けたような痕跡が残るのです。 実際にタイヤハウスの前部分のネジも外されて、無くなっていました。
ハンドルロックもしていたのですが、電動工具の「サンダー」でカットされたような跡がハンドルに残っていました。CANインベーダで社内に入り、電動工具でカットしたのでしょう。時間にして5〜10分くらいのことだったのではないかと思います。
私は、心底犯人が許せなかったので、私は「捜査協力」をすることを選びました。
私の車も然りですが、全国のレクサスLXやランドクルーザーに乗っている方々が、なぜこれらの犯行グループに怯えながら車に乗らなければいけないのか。 やっとの思いで手に入れた大好きな車を、何故やすやすと犯行グループの手に渡さなければいけないのか。
そんな想いから「逮捕は一人でもいい。願わくば犯行組織を壊滅させて欲しい。」という強い気持ちがあり捜査協力をすることを決意しました。

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