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【絵作り】安定感の△ / 躍動感の▽

今回は躍動感と安定感のでるポーズの作り方に関するおはなし
この考え方を持っておくだけで狙った効果を出しやすくなるうえ、意識ひとつで結構変わるので気になった方はぜひお試しください~

結論からいうと、「安定感は△/躍動感は▽を意識する」です!
なにが?????
となると思いますので、まずはこちらをご覧ください

上のイラスト、上半身は左耳と左手以外はコピーして描いたものになります(左手は変形してます)
このイラストを見比べたとき、どちらのほうが躍動感のあるイラストに見えるでしょうか?

おそらく大半の方は右側のほうが躍動感があるように見えると思います


逆に安定感があるほうはと聞かれれば左側になるのではないでしょうか?


この感じ方の違いは下半身、左腕&耳の描き分けで起きています

その描き分けの際に意識したのが△▽の形!
先ほどの2枚にこれを当てはめてみると・・・

じゃじゃん、こうなっています!
左は△、右は▽の形に沿うように描いており、こうすることで安定感と躍動感を表現できちゃいます~

△の形は安定感
どっしりとした印象の図形なので、これに沿わせることで安定感のある落ち着いたイラストにできます
イメージとしては積み木を△の向きで置くと安定していて倒れにくい的な感じ


▽の形は躍動感
グラグラとした印象の図形で、これに沿わせることで不安定な印象の、つまり躍動感のある生き生きとしたイラストにすることができます
イメージとしては積み木を▽の向きで置くと不安定ですぐ倒れる(=動きがある)的な感じ


そしてこの考え方はある程度その形を感じればOKというのもお手軽ポイント!
例えば上の▽だとこのようにみることもできます

下半身は足を曲げる&向きを変えることで下部をスリムに、
左腕は上側に持ってくることで下部をスリムに&上部の面積を広くしていました
なのでいろんな見方をしても▽になる=躍動感のあるイラストにすることができていたという理論です!

ある程度形を感じれられればOKなので、△▽の図形からわりとはみ出したり、のっていなくてもOKです!
ただし感じられる図形が逆になってしまうとOUT(出したい効果が十分に出なくなってしまう)

個人的なオススメとしては
①ラフを描く時点で△▽を意識して描く
②ラフ完成後に△▽を描いてみてどっちがしっくりくるか確認する
③狙った効果の形になっていない、はみだしが大きい場合は②で描いた△▽に沿うようにラフを変更する
がやりやすくてオススメです

最初からガチガチに図形を描いて描き始めるのはすごく制限されているような感じがして描きにくくなったのであまりオススメはできないかもです〜

<今回のまとめ>
■安定感/躍動感のあるイラストの作り方・意識
・安定感は△/躍動感は▽を意識する
・△▽からは多少はみだしたり沿っていなくてもOK

今回は以上、ではまた~