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第1回 "5サイクル種族"杯 振り返り

こんにちは、ラズと申します。
(あら、出会っちゃったわね!)
本記事を読みに来ていただきありがとうございます。

この記事は、2021/10/17(日) 17:00に開かれた
"5サイクル種族"杯の振り返り記事です。
(第10弾までのカードプールでの内容となります。)
参加された皆さん、お疲れ様でした!!

1.大会の背景

今大会を開く動機としては
・以前から自分でも大会を開いてみたかったこと
・過去弾のカードを活躍させたかったこと
が挙げられます。
現環境の豪快なカードの応酬も楽しいですが、
今ではすっかり使われなくなってしまった
嘗ての"英雄"たちを使う機会を求めていました。

私はよく"VR以下杯"に参加しています。
通常のランクマッチとは違った環境で、
違ったカードが活躍するのでとても面白いです。
しかし、SRカードは使えないため
第1弾や第2弾辺りのSRカードが使われる環境は
中々現れませんでした。

今回、そういったカードを活躍させるため
使用できるクリーチャーの種族を限定しました。

2.大会詳細

【大会ルール】
使用可能種族(以下から1つ選択)
 ◼︎イニシエート ◼︎リキッド・ピープル
 ◼︎ゴースト ◼︎ヒューマノイド
 ◼︎ビーストフォーク
クリーチャーの枚数
 "20枚以上"入れてください。
禁止カード
 《クリスタル・ツヴァイランサー》
以下のカードは"使用可能"
 ◼︎サムライ・クロスギア
 ◼︎ナイト・呪文

使用できるクリーチャーを
第3弾収録の5コスト多色サイクルの種族
イニシエート、リキッド・ピープル、ゴースト、
ヒューマノイド、ビーストフォーク としました。
ただし、《クリスタル・ツヴァイランサー》は
現環境でも通用するカードであり、
この大会のバランスに著しく影響を与えると判断して
使用禁止の措置を執らせていただきました。
呪文によるゴリ押しを防ぐために
クリーチャーの枚数は20枚以上にし、
最新弾には上記種族にもサムライが追加されたので
クロスギアは特に制限しませんでした。

3.事前考察

各種族の特徴を見ていきましょう。
※サイクル能力は5コスト多色サイクル
 《電脳聖者エストール》などが持つ能力です。
太字の数字は5種族中で最多を意味します。

イニシエート[聖者](全27種)
 サイクル能力:シールド追加
 最高基礎パワー:7500
 SR:2種類
 進化:2種類
 ブロッカー:5種類(条件付き+1種類)
 S・トリガー:1種類

《光陣の使徒ムルムル》を始めとした
強力なブロッカーが多く、タップキルを得意とします。
その反面、攻撃的な能力は控えめです。
サイクル能力はシールド追加。
S・トリガーを多めに採用してカウンターも狙えます。
進化クリーチャーはいずれも強力で、
自分が有利になるよう盤面を詰めることができます。
また、ハンデス対策に《円舞の使徒ラストル》や
《無頼聖者サンフィスト》も存在します。
多彩な対応力でコントロールしていきましょう。

リキッド・ピープル[電脳](全35種
※《クリスタル・ツヴァイランサー》除外
 サイクル能力:キャントリップ
 最高基礎パワー:8000
 SR:3種類
 進化:4種類
 ブロッカー:6種類
 S・トリガー:4種類

とにかくクリーチャーの種類が多く、
攻めと守りを両立した展開力に優れています。
反面、パワーの低さから全体除去にとても弱いです。
サイクル能力はキャントリップ(ドロー効果)。
手札補充によって相手より多く行動したいところ。
S・トリガーを持つクリーチャーも多く、
特に《アクア・サーファー》は非常に強力な1枚。
進化クリーチャーはパワーも高く、
相手のブロッカーを無力化できるので、
タイミングを見計らってビートしていきましょう。

ゴースト[腐敗](全16種)
 サイクル能力:ランダムハンデス
 最高基礎パワー:6000
 SR:なし
 進化:1種類
 ブロッカー:1種類
 S・トリガー:なし

ハンデスを得意とし、全体のパワーは低いものの
スレイヤーで大型も相討ちに持ち込むことができます。
欠点はとにかく種類の少なさで、
クリーチャーによる動きは相手に読まれやすいです。
強力な呪文を使って補っていきましょう。
サイクル能力はランダムハンデス。
何も考えずに投げ付けるだけでも相手は困窮します。
進化《邪悪の魔黒デビル・マーシャル》は
味方の攻撃時にハンデスを挟む凶悪な切り札。
SRがなくデッキを作りやすいのも魅力でしょう。

ヒューマノイド[勇騎](全27種)
 サイクル能力:ブロッカー破壊
 最高基礎パワー:6000+
 SR:1種類
 進化:6種類
 ブロッカー:なし
 S・トリガー:1種類

火文明らしく攻撃的な種族で、
速攻や、クリーチャーとのバトルが得意です。
ブロッカーは一切存在しないので、
とにかく攻撃に専念することになります。
サイクル能力はブロッカー破壊。
攻撃を阻害する邪魔者を消し飛ばすことができます。
進化クリーチャーの種類は多いものの、能力は単純。
最速《機神装甲ヴァルボーグ》は誰もが恐れます。
クロスギアを使った戦術も考えられるので、
自分なりの攻撃パターンを練ってみましょう。

ビーストフォーク[無頼](全30種)
 サイクル能力:マナブースト
 最高基礎パワー:10000
 SR:2種類
 進化:3種類
 ブロッカー:1種類
 S・トリガー:3種類

青銅の鎧ブロンズ・アーム・トライブ》を代表にマナブーストを得意とし、
序盤の動きをしっかりと支えてくれます。
攻撃的な能力も多いので、ビート中心になるでしょう。
守りは苦手なので、相手より先に動くことが重要です。
サイクル能力はマナブースト。
中盤以降のマナブーストは腐りがちですが、
最速で《大勇者「二角牙タイタン・ファング」》に繋ぐと非常に強力。
このルール下で対処困難な《無頼王機スケル・アイ》と
《霊翼の宝アルバトロス》を有するので、
物量で攻めてやりたい動きを押し付けましょう。

4.大会状況+結果

全19名の方にエントリーしていただきました。
エントリー時には、
使用種族を登録することになっていました。

【使用種族】全19名
◼︎イニシエート:3名(17%)
◼︎リキッド・ピープル:4名(22%)
◼︎ゴースト6名(33%)
◼︎ヒューマノイド:3名(17%)
◼︎ビーストフォーク:2名(11%)
◼︎その他:1名(不戦敗)

ゴーストの使用率がとても多かったです。
恐らく、こうなった要因の1つに
ゴーストにSRが存在せず、
デッキ作成の難易度が低いことが挙げられます。
今回の大会では、切り札に過去のSRが必要で、
作れる種族デッキが限られる方もいたでしょう。

意外にも最低使用率はビーストフォークでした。
デッキのSR依存度は低い方なので、
次回開催時にはビーストフォークにも期待ですね。

さて、本大会では前述19名の参加者による
シングルエリミネーションを行いました。
結果は……!

掲載許可をいただけたので、
上位3名のデッキを紹介します。

こちらは優勝された
たかし屋さん(@sissyo777)のゴーストデッキです。
ゴーストを選んだ理由は
《邪悪の魔黒デビル・マーシャル》を
使いたかったからだそうです。
《呪いの影シャドウ・ムーン》の味方パンプアップと
自然抜き4色による除去の豊富さが特徴的ですね。
ハンデス中心のコントロールはもちろん、
ビートプランもしっかりと添えた構築でした。
強力な除去S・トリガーも積まれていて、
ビートしてくる相手にも対応できていました。
たかし屋さんの試合をいくつか観戦しましたが、
非常に安定したプレイングという印象を受けました。
優勝おめでとうございました!

こちらは準優勝された
Hyogaさん(@YashiroHyoga)の
ナイト軸リキッド・ピープルデッキです。
《氷牙アクア・マルガレーテ卿》が最大の特徴で、
3→5→《インフェルノ・サイン》の流れを狙う
対ビートダウンを意識したコントロールです。
デッキの約半数がS・トリガーで、
シールド追加の手段も上手く採用されていました。
決勝戦では《憎悪と怒りの獄門エターナル・ゲート》で
シールド8枚を全てブレイクされるも…

その中にはS・トリガー6枚!(なんと2行表示!)
この瞬間、最もコメント欄が盛り上がったと思います。
対戦相手のたかし屋さんも優勝者インタビューで
このS・トリガーの数に驚いたと語っていました。
惜しくも決勝戦(BO3)他2試合では、
ゴーストのハンデスに苦しめられてしまいましたが、
素晴らしい戦いをありがとうございました!

こちらは3位のトヴァさん(@sVIzFP8WD36LC9i)の
光闇火ゴーストデッキです。
相手の小型クリーチャーの横展開を意識して、
《三途万力》《地獄スクラッパー》を積み込んだ
除去コントロールになっています。
クリーチャー以外はほとんどS・トリガーです。
準決勝ではリキッド・ピープルに対して、
S・トリガーの応酬で押し負けてしまいました。
続く3位決定戦のゴーストミラーでは
山札差をキープしてLO勝利。いい試合でした!

使用率の高さもありましたが、
準決勝時点でゴーストが4名中3名という事態に。
ハンデスという序盤から終盤まで腐らない効果が
安定した勝率に繋がったのかもしれませんね。

5.最後に

ここまでご覧いただきありがとうございました。
参加していただいた皆さんに
「楽しかった」「またやってほしい」という
声をいただけてとても嬉しかったです。

さて、次回の大会も構想中です。
タイトルは『"五大王種族"杯

第5弾SRの進化Vを軸とした種族限定杯です。
デッキ間バランスを保つため、
今回の《クリスタル・ツヴァイランサー》のように
一部調整を入れる予定です。
興味ある方は是非参加してください。
(日程などはまだ未定ですが…。)

なお、今回の"5サイクル種族"杯も
またいつか第2回として開催したいと思います。
今回の結果を参考に、
新たにデッキを組んでみてはいかがでしょうか。

それでは皆さん、
また今度の大会でお会いしましょう!🐥✨✨

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