新しい音楽の私的マイルストーン 第一回

最近、と言っても気づけばここ何年も、新しい音楽に心が動きにくくなった。
色々と理由は思いつくけれど、私の中でこの状態は「不健全」であり、「つまらない」ことだ。
動きにくくなったとは言え、全く動かなくなったわけではない。従って、その少しでも動いた何かを書き残していこうというのが、今回の試作である。

過去に38本程書き散らしている自分の好きな曲に関する駄文は、質が悪い割にはかなりカロリーを使って書いているので時間もかかるし、それなりに書き直しを重ねている。大体は己の好きな曲についてがテーマであるから、どの角度から、どんな風に、記すか悩んでいる。そのせいだ。今回書くものは最近気になった・引っかかった程度なので、多くの切り口は持ち合わせていないし、思考も重ねていない。いつにも増して、駄文を粗製濫造することを辞さないつもりだ。駄文をさらに粗製、しかも濫造。ちょっとした公害。

新しい音楽はよっぽど刺さる何かがない限り、ちょっと引っ掛かりがある程度では流れていってしまう。流れていってしまわないように、目印を作るのが今回の目論見なわけだ。
今更だけど、ここでの『新しい音楽』とは、最近リリースされたものを指している。私は普段は初めて知った音楽はいつの時代のものでも『新しい音楽』と捉えている。どうでもいいけど。いや、結構大事。

という前段を経て取り上げるのは、ずっと真夜中でいいのに。の『花一匁』。
まず、私はずっと真夜中でいいのに。を殆ど通ってない。『あいつら全員同窓会』のみ知ってる。あの曲のライブ映像が公式にYouTubeで上がっていてそれは結構見たかも。『秒針を噛む』はタイトルだけわかる。それだけ。

なんとなく、ボカロ以降の音楽な気がして敬遠していたというのが正直な感想になる。世代で言えば、ドンズバでボカロにハマっていてもおかしくない年齢だと自負しているけれど、拒否反応があまりに強くて聴けなかった。ボカロ。

ずっと真夜中でいいのに。通称ずとまよ。まず名前が良いと思う。でも、やっぱりそんなに聴こうとは思わないんだな。
『花一匁』を聴こうとしたのは最新アルバム『沈香学』の一曲目だから、という単純な理由だ。


というところまで書いて、1週間くらい時間が空く。
刺さりまくってる訳ではないものを取り上げようという趣旨故のスランプ。
スランプというか、書くことあるならそれは普通に好きな曲だし。然るべき滞り。

これはこれで記録だと思い、このまま掲載することにした。
このくらいの熱量で書き記すことを良しとして来なかったので、やはりそれなりに新しい試みだと思う。

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