Aぇ! groupのライブに行く話

今日、5月26日、私は初めてAぇ! groupのライブに行く。
自分でも意味のわからないスピード感と行動力で、北海道に飛ぶ。
怖いなぁと思いながら、面白いから事の経緯でもまとめてみようかなと思う。


Aぇ! groupの名前を知ったのはいつだっただろうか?
関西にそういう名前のグループがあるということは漠然と知っていて、リチャードさんがいるグループらしいということだけはなんとなく知っていた。
DASHをたまに見ていたからリチャードさんの存在は知っていた。
最初はADさんなのかと思っていたけど。

それ以外のメンバーのことは知らなかったし、特に知りたいと思ったこともなかった。

デビュー発表をしたらしい、とか、年末に突然1人いなくなったらしい、とか大きい出来事ぐらいは入ってきていたけど、特に興味を持つこともなかった。

ここ2年ほどの間に唐突にSixTONESを好きにはなったが、特にその事務所のアイドルが好きというわけでもない。
世代が世代だから、嵐やらKAT-TUNやら修二と彰やらぐらいはぼやっと知ってるが、本当にぼやっとしか知らない。
メンバーの顔と名前が一致するのは、SixTONESを好きになるまでは、Hey!Say!JUMPでギリギリ微妙なぐらいだった。
キスマイ以降は完全に未知の世界。
グループ名は辛うじて知っている程度だった。
本格的に追っているアイドルは他にいるし、そこまであちこちにお金を落とせる余裕はない。
SixTONESも真剣に追っているわけでもなく、CDは買ったり買わなかったり、ファンクラブに入るほどの熱量はなく、ライブももちろん行ったことはない。
YouTubeとラジオをなんとなく楽しみにしている程度だ。


ただ、そのSixTONESのYouTubeが事の発端だった。

3月22日、SixTONESのYouTubeに上がったこの動画。
SixTONES【俺たちに絆はあるのか⁉︎in三鷹吉祥寺】ストチューブ史上最長の問題感動作‼︎
https://youtu.be/y_EOgELSm3U?si=QfXu3s9xV4JUw4UP

グループで3組に分かれ、5分に1回ひとつだけ遅れる絵文字で合流できるのか?という企画。
これが大変面白かった。
6人それぞれの思考やら行動やらが存分に堪能できて、本当に愉快な企画だったし、1時間があっという間なほど、いい動画だった。
公開から何度か繰り返し見たほど、今年のベストに入る企画だと思った。

同じ企画をジュニアチャンネルでもやっているらしいと知ったのは、SixTONESの動画があがった約1ヶ月後ぐらいだったと思う。
SixTONESは、なんだか奇跡ばかり起きていた企画だったけど、他のグループはどうなんだろう?と小さな興味で、ジュニアチャンネルの同じ企画を検索した。

あとから調べたら、同じ企画をやっていたのはAぇ! groupだけではなかった。
どうしてその動画を見ようと思ったのか自分でもよくわからない。

なぜか引き寄せられるように、見たのがこの動画。
Aぇ! group【絵文字だけで出会えるかin神戸】5人のキューピッドは🐼〜第1話
https://youtu.be/cWSNh4Z_I4c?si=eA03-WYsXJqNLYwn


面白かった。
繰り返すが、この時点でちゃんと名前を知ってるのは、リチャードさんだけ。
TikTokで流れてきた投稿やらで、ぼんやり知っていた情報は
・佐野さんは歌が上手い
・末澤さんは関西の狂犬
・正門さんは西畑大吾と永瀬廉の同期
・小島さんはジェシーと仲良しで、9マス鬼ごっこ参加予定
ぐらいだった。
顔と名前も一致してないぐらい。

それでも、この企画がめちゃくちゃ面白かった。
関連動画で続けて流れたAぇ! groupの動画をありえないスピード感で見漁るぐらいには面白かった。

この頃にこんなツイートをしている。
https://x.com/luv_15rhm/status/1783334099824033909?s=46&t=siih_pxyErTF2gDyZ8GFrA

4月が終わる頃には、上がっている動画はほとんど見終えて、一致していなかった顔と名前も完璧に覚えた。
もちろん、大晴さんも含めて。
なんとなくしか知らなかった年末のメンバー脱退事件を4月末という最高に意味のわからない時間差でショックを受けていた。
本人の謝罪文すら出てから数週間経っている。
過去動画を見て、顔の造形やらキャラクター的に1番良いと思ったメンバーだったので、なんでもういないんだ⁉︎と混乱を極めた。

この頃、こんなツイートもしている。
https://x.com/luv_15rhm/status/1788383881756061737?s=46&t=siih_pxyErTF2gDyZ8GFrA

5月6日、CDTVライブ!ライブ!を見た。
MVは一応見ていたのだが、初めて見たテレビでのパフォーマンスは思っていた何倍もカッコよく、これは本格的にまずい!!!と思った。
ハマりかねない。
これ以上ハマるアイドルを増やしている場合ではない。
焦ったと言っても過言ではなかった。
予想以上にパフォーマンスが好みだったのだ。
女子アイドルにしか推しができず、SixTONESのライブパフォーマンスにもそれほど魅力を感じなかった私は、男性アイドルのパフォーマンスはどうせ刺さらないだろうと、YouTubeに上がっていたライブパフォーマンス動画は意図的になにも見ていなかった。
まさかカッコいいと思うなんて、完全に予想外だった。

5月14日、ネトフリのドキュメンタリーを配信されてすぐに見た。
知らないことの方が多い。
掴める情報はなるべく早めに掴みたかった。

その日の朝、デビューシングルをフラゲした。
これはもうご祝儀。
CD売上の重みは知っている。
良いスタートを切ってほしい。
できれば、関西ローカルだけでなく、関東でも活躍してもらわねば追いかけにくい。
そんな気持ちでCDを買いに行った。
正直、この日までのYouTubeの再生回数が低くて、心配の気持ちもあった。
ちょっと回した方がいいのか?と思ったぐらい。
この事務所の平均はわからないが、SixTONESを参考に考えると発売日までの再生回数は約半分。
もしやあんまり人気ない?なんて失礼なことも考え、とりあえず力になれる範囲は力になろうと思ったのだ。

その日の夜、デビュー日カウントダウンの生配信はもちろんリアルタイムで見た。
微笑ましかった。
なんだか記念日をうっかり一緒に迎えてしまい、申し訳ない気持ちすらあった。
だって、名前と顔が一致してから、1ヶ月も経ってない。
ド新規もド新規すぎる。

そして、運命の5月18日。
その日がデビューライブのチケット一般発売日だということは知っていた。
発売されるのは、翌週の真駒内公演と6月の名古屋公演。
名古屋はともかく、真駒内は行くには少し遠すぎる。
というか、一般発売なんて取れるものでもないだろうと思っていた。
12時の発売タイミングは、ちょうどネイルの予約も入れていた。
どうでもいいが、その日、ネイルのデザインをなんとなくデビューシングルのイメージに合わせ、赤黒金にしているのも愚か。
明らかに引っ張られすぎている。



売り切れを確認する、ぐらいの気持ちで、ネイルを終えたあと、13時前頃だったか、チケットサイトを開いた。
名古屋公演は売り切れていた。
真駒内公演は、少しだけ残っていた。

咄嗟だった。
あれはもはや咄嗟の犯行だった。
5月26日の17時公演、チケットを取っていた。
辛うじての理性で、即決のカード決済ではなく、コンビニ支払いにして、決断を20日23時まで先送りにはした。
それでも、咄嗟にチケットを取ってしまっていた。

そこからは、とにかく飛行機とホテルを調べまくった。
そもそも行くことが可能なのか?
値段感はどれくらいなのか?
現実的に参戦できるかを判断しなければならない。
さすがに日帰りは無理そう。
仕事的に翌日に有休を取るのは可能だけど、とはいえ、本当に大丈夫か?
19日の夜頃まで迷いに迷い、飛行機の予約サイトを2、3回は最終確認前で止めた。

もしかしたら、これ以降の公演で一般発売のチケットを取ることもできるかもしれない。
行かなきゃいけないほどの必然性はまだ感じていない。
なんせ、担当(?というのだよね?この事務所のオタクは)すら決められていない。
たぶん山のように流れてくるレポも、そのうちされる円盤化も、現地に行かなくてもライブの空気を感じる手段はいくらでもある。

でも。
19日の夜、覚悟を決めた。
行かなきゃいけない理由はない。
でも、デビューライブは今しかない。
この先チケットが取れるとも限らない。
急な出来事だって起きるかもしれない。
やってやれないこともないのに、これから先もっとAぇ! groupを好きになったとき、デビューライブに行こうとすれば行けたくせに、行かなかった後悔をするなんてのはもったいない。

行こう、真駒内。
行こう、Aぇ! groupのライブ。

5月20日、ライブのチケット、飛行機のチケット、すべての代金を払い終えた。
もう戻れない。
私は真駒内に行く。


そして。
今、これを書く私は機上の人である。
1時間後には新千歳空港に降り立ち、まだ見ぬ真駒内の地を目指す。

Aぇ! group
末澤誠也
草間リチャード敬太
正門良規
小島健
佐野晶哉

名前と顔が一致したのは約1ヶ月前。
辛うじてYouTubeに上がっていた映像は見たが、知らない曲は多い。
流れてきたセトリも、事務所のオタクでもないので、ほとんどなにも知らなかった。
担当も結局決まらない。
にわかもにわか。
ド新規もド新規。

しかしまぁ、この行動力を引き出してくれたグループなのだ。
きっとこれはなにかの運命。
ライブに行って考えよう。
とりあえずは、ペンライトを何色で光らせるかを。


たぶん、行ってきた話、に続く

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