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次世代の大容量電池「全固体電池」

2022年6月8日 07:10 ビジネスインサイダージャパンに掲載された内容です。
次世代のバッテリー開発を目指し、トヨタ、デンソー、三菱ケミカルなど10社が連携をしたようです。

電気自動車などに使われる次世代の大容量電池として期待されている「全固体電池」は、
世界中で開発競争が繰り広げられている中、6月7日、国の研究機関である物質・材料研究機構(NIMS)は、「全固体電池マテリアルズ・オープンプラットフォーム(MOP)」の本格始動に伴い記者会見を開催したようです。

NIMSでは、重要な研究課題に対する共通した基盤研究を推進するために、NIMSをハブにして産業界をつなぐ「MOP」を2017年からさまざまな分野で設立してきたようです。

MOPは、コロナ禍に突入した直後の2020年5月に設立されていたものの、コロナ禍の2年間では、研究環境の整備やオンラインでの議論が活動の中心となっていた。

今回、オンサイトでの共同研究環境も整い、新型コロナウイルスの流行から社会がある程度立ち直ってきたタイミングで、改めて全固体電池MOPを本格稼働させることに乗り出したようだ。

リチウムイオン電池の「次」の電池と言われる全固体電池が、世界中で研究開発が進められている。その特徴は、高出力かつエネルギー密度も高く(大量に充電できる)、固体であるために寿命も長く、安全性も高い点にある。

2020年8月には、トヨタ自動車がナンバーを取得した自動車での試験走行を実施。さらにこの4月には、日産自動車が全固体電池の試作生産設備を公開するなど、多くの日本企業が注目しているようだ。

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