最近のももたのこと
気づけば10月も後半。
その後のももたのことをお知らせしなければと思いつつ、自分の体調不良を理由に、少し時間があいてしまいました。
ももたは、元気にしています。
相変わらず、ご飯はあまり食べてくれないので、体重がどんどん減っています。
事故の前は6kgを超えていたのですが、現在は4kg前半。
抱え上げると、こんなに小さな猫だったのかと驚いてしまいます。
以前は、抱え上げる時にせーの!という気合が必要でしたが、今は軽々としたものです。
どっしりとした体格の、みっちりとした筋肉の感触が忘れられなくて、背骨がごつごつと手に当たることが悲しくなります。
下顎の骨折は、まだ治っていません。
正面で左右の2つに割れてしまったものを、ワイヤーでくくりつける処置をしたのが、3回目の手術でした。
それで固定されて骨がくっつけば、たぶん、食事も食べやすくなるのでしょうが…。
それが1週間でワイヤーが少しゆるんでしまい、ワイヤーの結び目の端っこは皮膚から飛び出てしまっていました。
ももたがあくびをしたりすると、小さなぱきっという音が聞こえることもあります。
うまくかみあわせがあわなくて、気持ち悪そうに前足でしごくように、もがくようなしぐさを見せることもあります。
ドライフードを食べることはありませんし、フレーク状のウェットフードも食べられません。
ペーストやムース状のものを、さじですくって舐めさせています。
はむはむと、噛まないまでも口に入れようとする動作が出てくれば、もう少し食べられるものも増えると思うのですが、今のところは舐める動作だけです。
お皿との距離感をうまくつかめなくて、ごはんに顔をつっこんでしまったり、手前で舐める仕草だけをすることも多いので、練習はさせつつも、スプーンでの介助を続けています。
1すくいか2すくいを舐めて、ごはんが鼻につくと、そこで嫌になるのか、顔を背けたり、逃げ出してしまいます。
やせた分、身軽になって、気に入らないごはんのときの逃げ足の早さといったら。
ひょいっと目の前の皿を飛び越えて、すたたたたっと2階へと階段をかけあがります。
階段を降りる時は、距離をつかみにくいので、よろよろしちゃうこともあるけれど。
一日中、じっとしていることが多いのですが、逃げる時だけ、素早いのです。
その様子には、何度でも笑ってしまいます。
お腹は空かせていることもあると思うのですが、お腹いっぱいの幸福感は忘れてしまっているのかもしれませんね。
食べることが苦痛になってはいけないと思い、「猫のちょっと食い」と自分たちに言い聞かせながら、私と家族で手分けして2時間おきに少しずつご飯を食べさせる毎日です。
どんなごはんなら食べやすいか、食いつきがいいか。
通販で手当たり次第、ムース状のフードを買ってみました。
液体状すぎてスプーンではあげにくいものもあれば、フレーク状だったり、固すぎて食べにくいものもありました。
しかも、味が好きなものとなると、ちゅーる最強で、覆りません。
食べる量が少ないので、回数が減っているのが排便です。
一週間かけて便を溜めて、やっと出すようなタイミング。
排便回数が少なすぎるのも心配で、動物病院に予約外で連れて行ったりもしました。
溜まらないと出ないのは道理なので、結局は食べさせるしかありません。
食べなくて、動かなかったら、人間だって出るものが出なくなりますものね。
リボンで遊ばせるのが、ちょっとでも運動のリハビリになったり、動くことでお腹が動いてくれないかと願いながら、手の空いている家族が順番に遊び相手になることにしています。
今週もまだ排便していないので心配です。
また、やせた分、秋が深まるにつれて、寒さがこたえているようにも見えます。
ももたが、私の布団のなかに入れるようになったのは、5歳ぐらいになってからでした。およそ、3年前ぐらい。
一緒に寝ていても、布団の上、私の足元あたりに寝ることが多い子でした。
布団に入れると、大きな音でごろごろとのどを鳴らしながら、同じ場所を何度もぐるぐると動き回って、5分か10分ぐらいで飛び出して行っていました。
そこから少しずつ慣れてきたのもあるかもしれませんが、今年は自分から布団の中に入りたがり、人の腹にもたれて丸くなります。
そのまま、何時間でも、暑くなるまで眠るようになりました。
あったかいので、私の方が気持ちよく眠れる反面、布団に入りたい時、布団から出る時、ごはんを食べたい時と、ちょくちょく起こされる…。
舌は以前よりもしまえており、口先に少し覗くぐらい。外見の違和感はずいぶんと減ってきました。
手足の治療のために毛を沿った部分も、再び毛が伸びて目立たなくなってきました。
痩せた分、顔がしゅっと細くなって、若返ったように見えます。若猫のように見えます。
失った片目のほうは、眼窩が落ちくぼんでいますが、それも見慣れてきました。
残った右目がいたずらっ子のようにきらきらとしていると、それだけで十分、可愛いのです。
通院は続きますが、これで治療は一段落です。
残る課題は、体重の管理。痩せさせ過ぎないで維持させることができるか。栄養の偏りなどで不調を起こさないか。その辺のチェックのために通院を続けます。
このことをお伝えすることができてよかったです。
できないことも増えたけど、ももたは、やっと、「おうちのこ」になったような気がしています。
これまでのももたの治療にかかった費用を記録しておきます。
1.1回目の入院と手術:502,260円
2.2回目の入院と手術:167,200円
3.2回目の入院と手術:140,470円
4.通院:6,600+22,000+1,650+32,890+18,590=81,370円
現在の合計:891,660円
また、これまで寄付していただいた総額は
note:8月分:735,979円(うち、手数料をひいた金額619,924円を受け取る予定です)
note:9月分:83,900円(うち、手数料をひいた金額102,638円を受け取る予定です)
note:10月分:3400円(うち、手数料をひいた金額になります)
その他:43000円
合計866,279円(手数料をひいて、765,562円)となりました。
皆さまからの応援があって、ここまでの治療をももたに受けさせることができました。
たくさんの応援のメッセージに、不安と心配で押しつぶされそうな気持ちを励ましていただきました。
こんなにありがたいことはございません。
ももたも、私も、幸せ者だと思います。
応援してくださったみなさまに、よいことがいっぱいありますように。
冒頭の写真は、最近のももたです。
迷いましたが、もう一枚、最近のももたの写真を載せます。
正面からの写真。
傷跡を見るのが苦手な方は、御留意くださいませ。
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