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人間ひとり一人にそれぞれのドラマがある。そんな人生の記念イベントを写真の残す仕事は冥利に尽きる

今年はまだお宮参りの撮影も
コロナの影響でありつけてないが、昨年は
七五三も含めると20組は遥かに超えていた

ご夫婦に、お子様たち、それに、ご両家の祖父母で
総合計で8名前後というのが相場だろうか?

多くは、お宮様で待ち合わせて、ご祈祷を
含めると2時間程度、ご祈祷を省くと1時間程度という
のが多い。ご祈祷を含めるのか否かは、ご依頼者の
判断というよりも、お宮様が許可するのか否かで決まる

撮影者からすると、撮りやすいのはまとまってる団体で
撮りにくいのは全員があっち向いたり、こっち向いたりと
まとまりのない団体ということになる
だからこそ、1~2時間の撮影だけど、それぞれの家庭が
見えてしまうからこそ、それぞれの人間ドラマが
撮れるのだと思う

基本的に家庭での行事だから奥様が仕切られるのだけど
その仕切り方にも奥様の性格が出てくるし、ご夫婦の関係、
ご両家の祖父母との距離感などなどが見えてくる

もちろん、ご両家の間の距離感なども如実だ・・・
それらは筆者の撮影方法にも起因しているとは思う

写真館のように、お客さんの撮影ポイントで
ありふれた集合写真を撮る~並んでいただき
笑顔を作っていただき、それぞれの身だしなみを
整え、髪の乱れを整え、これに時間を掛けて~撮りますと
パチリ・・・少しの余韻を味合わせて、では、もう一枚
撮っておきましょうと同じことを重々しく繰り返して撮って
・・・ハイ終了じゃぁ、先ほどの人間関係など
どこ吹く風だ

筆者はドキュメント映画のような撮り方をします
お孫さんは、特に、お祖母ちゃんが抱きたいもの・・・だから、
ご両家のお祖母ちゃんにそれぞれ抱いていただき撮る!
この際に、どちらのお祖母ちゃんが先かとか?
お孫さんを抱く時間とか・・・
もちろん、この辺を仕切るのは奥さんである

ご両家の祖父母とお孫さん、もちろん、ご夫婦と
お子様やご家族全員でのお写真とか、さらに、それぞれの
撮影ポイントを替えて、しかも一連の流れを作りながら
という撮影にはわずかな1時間2時間での
心の葛藤や満足などの喜怒哀楽が
終始笑顔の下に覗かせる

ご両家の遠慮や主張
奥さんが実家を優先させるケースや
その逆もあれば、それらの奥さんの意志を
そのまま受け入れるケースや遠慮や主張

御亭主を立てる奥さんや
逆に支配する奥さん・・・まさに写真撮影に見える
人間ひとり一人にドラマがある

そんなドラマを記念に残せる仕事は
写真冥利に尽きると思う

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