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《OK!精彩》2021年12月刊

 罗晋  隐于角色方寸间

※2021年12月3日付

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Q. 最近『天下長河(康熙帝)』の撮影の進捗はどうですか?
A. 全体の撮影は順調に進んでいます。
 
Q. 最初にこのドラマに出演しようと思った理由は何ですか?
A. 特にこれといったことはなく、ただ運命的なものだと思って出演しただけです。
 
Q. 歴史上有名な帝王の康熙帝を演じることについてどのような感想がありますか?
A. 一番印象的なことは“重厚感”です。康熙帝は、八歳で即位し、十四歳で親政、在位期間は中国史上最長61年です。彼の執政人生からは、本当に歴史の重みを感じます。
 
Q. 康熙帝の解釈について、最初にどのような想定がありましたか?
A. 実際に脚本を読んでみると、脚本家が描く康熙帝は非常に立体的で多面的です。中心には、冷酷さと威厳ある帝王というキャラクターが明確でした。彼は知恵を持つ強力な支配者であると同時に気まぐれな面もあります。“皇帝に随うは虎に随う”というように、彼は一面的な皇帝でなく、奥行きがあり変化に富んでいます。
 
Q. これまでにも康熙帝を演じた俳優は多くいますが、康熙帝を演じる上で、どのような特質や独特な魅力を持たせようと考えましたか?
A. 張挺監督の描く康熙帝は、私にとって別の皇帝の姿を見せてくれたと思います。世間でよく知られている“千古の一帝”を様々な角度から分析し、彼が経験した多くの困難とその治世の華やかさを如実に描き出しています。

Q. 演技の過程で“強迫神経症”だと感じることはありましたか?それはどのようなものですか?
A. “強迫神経症”という言葉をどう解釈するかにもよりますが、何をしなければならない、どのような状態を達成しなければならないというようなことは絶対にないです。役者として、何らかの要因で状態を逃し、それを取り戻せない場合、実は変化に対応することの方が重要です。また撮影では、多面的なチームワークや協同作戦が必要ですから、一方的な強制とは必ずしも良いことではありません。でも、この“強迫神経症”が、私達一人一人がシーンを最高の状態で完成させるために変化に対応し、新しい火花を散らすことならば、それは素晴らしいと思います。

Q. 撮影現場の雰囲気はいかがですか?印象に残った出来事はありますか?
A. 張挺監督は、歴史や文学に造詣が深い方です。撮影現場では、ある人は時代劇の衣装で、ある人は現代の服装で監督を囲んで、各王朝の歴史や詩歌、エピソードについてよく話をしました。その光景を想像すると、とても特別で面白いです。
 
Q. 安定したペースで年に2~3本のドラマに出演していますが、どのような理由からですか?
A. 出演を引き受けるのは、本当に縁だといつも思っています。年に何本出演しなければならないと自分で決めているわけではありません、もし運良く縁があり質の良い脚本に出会え、時間も許せば、なぜ出演を引き受けないのでしょう?その役との出会いを楽しみにしています。

Q. 最近の作品で演じる役がかなり異なりますが、これはご自身や視聴者に新鮮さを保つために意図的に違う役を選んでいるのでしょうか?
A. 実際に意図的に違う役を選んでいるわけではなく、先ほども言ったように、それぞれの役との出会いは運命的なものだと感じています。もちろん脚本と役を選ぶ際には、故意にあるタイプの役を避けるのではなく、その役に魅力を感じるかどうかが最も重要です。たとえ見た目が似ている役でも違いますし、性格が全く違うようにみえる役でも必ず似た部分があります。役だけでなく、私たちが日常で接する人も同様です。

Q. あなた自身は“新しいもの”に熱中する方だと思いますか?その“新しい”ということは、あなたにとってどういう意味がありますか?
A. 私はあまり“新しいもの”に対して熱心ではなく、中立的な態度をとっています。ある程度新しいもの・新しい環境、そして多少の新鮮感に触れることは、自分の思考や視野を広げるために良いことだと思います。でも、ひたすらに新しさを求める一方で、伝統的なものを継承・普及させることも必要ではないでしょうか。これはとても考える意義がある問題で、どのように新旧のバランスをとるのかがとても重要だと思います。

Q. 演技以外にも少なくない数の面白そうな番組のオファーを受けていると思いますが、なぜバラエティー番組にはあまり出演されないのですか?
A. 私は俳優として、自分の役の後ろに隠れて、役を通して視聴者とコミュニケーションをとることに慣れているのかもしれません。そしてバラエティー番組は、個人のカリスマ性を重視することが多いです。例えば、表現力が豊かだったり、運動神経が良かったりすると、バラエティー番組はカリスマ性を発揮するのに非常に良いステージになると思います。それよりも私には、役に成りきる演技の舞台がより合っていると思います。

Q. 普段控えめに生活しているので、多くの視聴者がより興味を持っていますが、あなたの日常はどのようですか?普段はどんなことをして過ごしていますか?
A. 撮影がない時は家にいます。あとは、スポーツをしたり、スキーをしたり、バイクに乗ったりしています。

Q. 最近何をして幸せな一日と感じましたか?
A. 平穏に過ごしたこと。(笑)
 
Q. 今年の号が出るとそろそろ年末ですが、2021年を振り返ってみてどうですか?
A. 充実して忙しいけど、楽しかったです。
  
Q. 来年楽しみにしていることは?計画を立てることが好きですか?
A. 今私が一番望んでいることは、早くコロナが収束して、みんなの生活がコロナ前の状態に戻ることです。仕事面では、会社にスケジュール管理してもらうことが必要かもしれませんが、暮らしの中は自然の流れに任せたいと思います。
 


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