寸志の由来
**松の葉ほどの寸志へ **
**朝靄葉っぱ裏の上の雫ごとく、隠れ光るもの色褪せることなく **
**此の詩知らぬ貴方に何をもって語らう **
**暁焦がす **
**音を立てず、表をみせ裏をみせ散る花びらに憧れては **
**夢世に舞う夢夜に憧れ
今か今かとたたなずむ想いは未だ褪せず **
月の流転
掌添えて教わる真心こと極まる
上手い?あそび詩であります。
日本語、美しい…うっとり。笑
ちなみに、贈り物をするとき、現代でも「寸志」とかくことがあります。同じように「松の葉」と書く人もいます。
その「寸志」は、
「松の葉ほどの寸志」は実は、武士道の真髄とされた「葉隠」の美学が由来です。
松の葉は細くてものを包むことが難しい。それほど小さいものでよい、という趣旨です。しかし、真心がこもっていなければならない。
「わずかな志」という意味で「松の葉」とも書く。しかし、松は、松竹梅の松。
「松の葉ほどの寸志」、志は細い松の葉に包めるような軽いものでよい。これがそのいわれであります。
こう意味では日本人は奥ゆかしくもあり、難しい。
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