朔旦冬至

 12月22日は「冬至」。1年の中で一番昼が短く夜が長い日です。でも今年は、毎年おとずれる冬至とは違う「朔旦冬至(さくたんとうじ)」。19年に一度しかない、めずらしくて、おめでたい日です。一体「朔旦冬至」とはどんな日なのでしょうか?

朔旦冬至って何?
 朔旦冬至の「朔」は「新月」を意味し、「旦」は「日の出」、太陽が登ってくる時を意味します。

 「冬至」は1年の中で一番昼が短い日です。太陽が貴重な光源であり熱源でもあった頃、昼が短くなり「太陽の力が弱まっていく様子」を見ることは、人々にとって恐怖でした。しかし冬至を境に、昼はまたどんどん長くなっていきます。昔の人はそれを見て、冬至を「太陽の力が復活する日」として祝福していたのです。

 一方、新月は一度満ちた月が欠けていって姿を消し、また新しく生まれて満ち始めるタイミング。始まりのパワーが強いとされ、今でも農業の暦などでは重要視されています。いうなれば、太陽の復活の日が「冬至」であるならば、月の復活の日は「新月」であるのです。

 こんな2つの“復活パワー”が重なるおめでたい日が「朔旦冬至」です。しかも、半年に一度しかない冬至のタイミングと、約29.5日で満ち欠けを繰り返す月のタイミングが重なることは、19年に一度しかありません。それが起こるのが、今度の12月22日。こんな貴重な日を、ただ普通に過ごしてはもったいないですよね!

太陽と月の復活パワーにあやかろう!
 この日は太陽と月の「ダブル復活パワー」や「始まりの力」に満ちています。「死と再生」を司るような、生まれ変わりの力が得られる日でもあるので、人生のステージアップを願うのに最適。復活する太陽の象徴である「火」と、新月の象徴である「決意して始めること」を掛け合わせて、「朔旦冬至の力で新しい自分に生まれ変わる」日。

復活してエネルギーを増していく太陽や月とともに、私たちにも何かしら、影響があるかも。

 19年に一度のおめでたい日、朔旦冬至。生きているうちに何度もくるものではありません。このダブルの復活パワーをもらって、新しく「なりたい自分」に生まれ変わることを祈りましょう。

その日はたまたま奈良で忘年会でした。
ささやかに、なんか新たに変わっていくのかなぁ。。

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