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大口径3輪のススメ

■最近、大口径ウィールやスライドの事を聞かれる事が増えてきたので、この機会にまとめてみました。

今回はまず大口径3輪について
既に3輪が普及しているスピード競技などは割愛し、ここでは主に外で滑るスケートを中心に説明します。
※この記事では説明の手間と自身の経験からPS社のブーツに限定していますが、K2・RB・SEBA(FR)等からも各種大口径ブーツが販売されています。

主な所としては
A:軽く滑りながらスピードを出して長距離が滑れちゃう「クルージング型」(ダイエットに最適)
B:街やパークで滑りながら地形やオブジェ、スライドで遊ぶ「アーバン型」
C:ダウンヒルやスキーの「ダウンヒル型」

があります。

■Aはいわゆるフィットネスブーツから進化した3輪です。
なので軽くて履き心地が柔らかいブーツが特徴。

ひたすらに長距離&ハイスピードを目指すなら125mm、小回りのある動きがしたいなら100mmをチョイスしましょう。
個人的には110mmがオールマイティーで滑り易いと思います。
例:KAZEやSWELLの100mm〜125mm
気軽に滑れる分、より競技性の高いスケートにはオススメしません。

■BはNICK LOMAXさんの映像でもよく見かける、アグレッシブのストリートに近い動きのスケートです。
※MUSHROOM BLADING(以降MBと記載)もこのジャンルの一つ

グラインドを殆どしない代わりに、スケーティングで遊ぶジャンルです。
このジャンルは街を爆走しながら色々な構造物で遊ぶので、ストリート同様にグレーです(笑)
世の中のルールを遵守する真面目な方にはオススメしませんw
例:TAU(USDカーボンに似た硬めのソフトブーツ)やNEXT(アグレッシブブーツに履き心地が似ているハードブーツ)の80mm〜110mmがオススメ。
自分達がやっているのもこのジャンル
https://youtu.be/9XSneSG8aaQ

実はこのジャンルは遊び方が色々あるので3輪、4輪、5輪など様々なフレームが出ています。
よりトリッキーにアグレッシブに近い動きがしたいのなら80mm〜90mmの4輪、スピードを出しつつ色々したいなら100〜110mmの3輪、既存のスケートには無い動きがしたいのならMB専用の4輪や5輪などがありますが、今回は割愛します。

■Cは競技性が高いので大口径3輪であってもロングフレームや4輪のダウンヒル(以下DHと記載)フレームを着けている人が多く、ぶっちゃけ買ったままのブーツで滑ってる人は少ないと思います。
滑る場所は山(笑)や河川敷の坂、それも「人と車が来なくて、路面が綺麗な斜面」です。

スキー系の人は大回り、小回りの競技がありますので、同じ三輪でも小回りしたいならショートフレーム、大回りしたいならロングフレーム、ブーツ自体の剛性も高い方が良いのでPS社のNEXTシリーズやRB社のTWISTER EDGEみたいな硬めのブーツがオススメです。
斜面で転ぶので「ヘルメット、各種プロテクター、尻バッド」必須です。
甘く見てると擦り傷とかいうレベルじゃない位の血だらけになりますw

共通点
基本的に今のトレンドは【ショートホイールベース、低重心、大口径3輪】の3点です。

ウィールが大きくなる過程でウィール径に比例してフレームも長くなった結果、直進安定性は増しましたがインラインスケートの醍醐味である旋回性能が損なわれ、車高が上がったので安定性も下がってしまいました。

そこでPS社を筆頭に各社が目をつけたのが、3輪化によるショートホイールベースと低重心化です。
大きなウィールでも可能な限り低重心化し、安定感と旋回性を両立させたままスピードが出せるスケートが生まれたのです。

これにより主にAで説明しているクルージング系に大革命が起こりました。
以前は80〜90mmがMaxサイズだったフィットネスブーツに、一部のスピード競技でしか使用されていなかった110〜125mmという大口径を採用したことで「走破性・スピード・航続距離の劇的な向上」が付与され、重量も80×4輪と110×3輪では大差が無いため、非常に快適なブーツが誕生しました。

何よりも劇的進化だったのが「走破性の向上」です。
街を滑っていると点字や小さな段差、荒いアスファルトなど、正直80mmウィールでは快適に走れなかった場所でも、110〜125mmなら快適に滑ることが出来るため「自由に行ける場所の範囲が大幅に広がった」のです。

その結果、以前は一定の技量と体力が必要だった20〜30km以上のロングスケートの間口が一気に広がり、世界中でクルージングスケートが見直され、今やブームの兆しまで見えます(現在PS社ではクルージング系スケートがバカ売れで、世界で在庫が少ない状態です)。

ブーツの種類
各社ソフトブーツからハードブーツまで様々な対応を見せておりPS社なら、
・ソフトブーツ
SWELLやKAZEは伸縮素材を使ったスニーカーのような履き心地。
・ハードブーツ
IMPERIALやNEXT、ZOOMは一般的なハードシェルで履く人を選ばない。
・硬めのソフトブーツ
TAUやHC EVOはソフト素材とカーボンを融合させた高性能。
など多種多様あります。

どのブーツを履いても言えるコトは「スケートで風を切るのってこんなに気持ち良かったんだ」と初めてスケートを履いた時の爽快感を思い出ささせてくれるので、ジャンル問わず、長年スケートやっている人にほど履いてもらいたいなと思います。
実際にいま関東では、年齢的にアグレッシブを引退したスケーター達が深夜や早朝に、30〜50kmをクルージングするグループを形成したりしていますw

■滑り方のコツ
大口径3輪を履いても「あまりスピード変わらなくない?」という人にワンポイントアドバイス(偉そうw)。
多分、アグレッシブやスラロームなど普段ストライドを大きく取らずにスケーティングしているジャンルの人は
・身体の外側まで足を使って漕げていない
・特にアグレッシブの人は踵で漕がずにつま先だけで漕いでいる

ので、スピードが上がりません。

そんな人は普段より思いっきり腰を落として身体の外側へ大きく漕ぎ出しましょう、そしてその時につま先ではなく踵を外に踏み出すようにして
エッジの外側から内側まで使い切って、踵→つま先へとウィールをグリップさせながらストライドして下さい。
そうすると今までとは比べ物にならないほど簡単にスピードが出ますのでお試しあれ。

大分長くなってしまったので、とりあえず3輪のススメは一旦ココまで。

より詳細に90から125mmの違いを知りたい人はフランス君の投稿をチェック↓
https://www.facebook.com/kenichi.takada.1976/posts/1977318215663792

記事内にあるPS社のスケートのご購入はhttp://www.deeport.com/

疑問質問がある人はFacebookのコメント欄にどしどし下さい。
次回は興味ある人も多いと思うので、スライド&アーバン系の説明します。





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