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37) 過去日記 ー歪んだ愛情表現ー

なんとなくね
ふらふらお散歩してたら潰れてた
彼と一緒にいつも行くお店
彼の好きなのも-ないよ( )
好きなのは分かる
あげればきりがない
でも、あれ?嫌いなもの?知らないかも
ってふと思ってしまって
私はそんな事すら知らないんだね..って鬱になる

あの日ね
私が溢した何気ない1言に
彼が溢した何気ない1言が
脳内から離れないんだよね
きっとそれが彼の本音で
私はその1言を溢したのが
彼じゃなかったら
あ- こいつ 終わってんね って
いつもみたいに他の人みたいに
簡単に切り棄てたと思うの

それなのになんの感情もわかなくて好きなまま
嫌いになれないってきっとこ-ゆう事だと思えた

元彼はね
他の誰かを好きになる事で
上書きして私を好きじゃなくなったけど
それでも未だに仲がいいのは
お互いに感情が残ってるからだと思うの

私が振ったけど
嫌いになった訳じゃなくて
3年間も一緒に住んでいたから
ただ愛情だったはずのものが
家族とか同士の様な感情に
切り替わってしまっただけで

感情って難しいよね

私は彼にとっての
1番じゃなくていいし
特別じゃなくてもいいけど
その他大勢だけは嫌
簡単に切り離して簡単に忘れられて
誰かと重ねられたくない

1度目も2度目も
たとえ記憶がなくても過去があったから
その全部に意味があって今がある
だってもし今だけだったら
きっと私は彼を想えてないから

あの日、あの時
泥酔で見下ろした
顔も匂いもなにもかも分からない
彼の後ろ姿に恋をした
だからずっと
私には彼の後ろだけでいい
隣じゃなくていい

恋≠嘘
思い≠想い≠重い

出来る事なら死ぬほど嫌いになって欲しい
2度目の時みたいに
そしたらね
また泣きながら喜ぶから
気持ち悪いって笑って

ごめんね あと少し アナタの名前と眠らせて

代われない夢に続きがあるなら
どうか途切れずに…
幸福と呼べなくても溺れて重ならぬ日々を

紅蓮 / the GazettE

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