46) 過去日記 ー潔癖症ー

ねぇ 何もしてあげられないけど
この手は離さないよ

僕たちが一番
好きだった言葉で
愛してるよって言うたび
涙見せちゃいけないよね
遠回りしてもいいから
君がくれた笑顔で少し強くなれた
何度だって手をとって
愛してる 愛してる 愛してるよって
もう一度笑ってみせて

君の声を少し聞かせて
君の声を少し聞かせて

眠り姫 / Acid Black Cherry


ねぇ

後、何回 君に会えて
後、何回 君は私の隣で笑ってくれる??

聞きたくなかった
耳を塞げばよかった


『ななー 今何処ー??』
「友達とカラオケ来てるー」
『俺も行くー』
って合流してね
私が歌ってる時に
名前忘れちゃったけど
友達が食べてた辛いお菓子を君が1口食べて
『辛ッ 無理ッ ななッ!』
ってちゃんと聞こえてなかった私は
なぜか無意識に手を差し出して
それを普通に手のひらに乗せられて
そのまま無意識に私はそれを食べて 笑
友達に『なーちゃん! それ今口から出したやつww』
って言われて
無意識過ぎて笑ったのを思い出した

友達は私が潔癖症なのを知ってたから
アワアワしてたんだけど
君に『なな?? 俺の食べれないの??(涙 』
って言われて
「そうじゃなくて!そもそもななも辛いの無理!!!」
って言いながら飲み込んだ 笑
『やっぱりななは俺の事好きだねー 愛だねー』
「なんなのw 馬鹿なの??ww」って

数人でご飯に行って
シェアしよって勝手に箸入れられるだけでも
気持ち悪くてもう食べたくなくなるのに
辛いのが嫌だっただけで
普通に受け入れられた自分にも驚いたし
そんなくだらない事で
いっつも一緒にケラケラ笑い合えてた
そんな小さな事が幸せだったの


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