50) 過去日記

いつの間にか笑い方さえ忘れてた…
悲しみに溺れて哀情に埋もれていた

神は何故人々に出会いを与えるのだろう
待っているのは悲しみだけなのに…

もう二度と戻れぬ日々だとか…
もう味わえない温もり…
もう絶望は見たくないから
静かに目を閉じた…

ただ泣きました 苦しみを吐き出したいから
泣き崩れました

僕が消える事で何が変わりますか?
たぶん、何も変わらないでしょう…


溺哀 / 176BIZ


嫌でも時はながれて
嫌でも今がきて

嫌でもMailがきて
嫌でも着信がなって
画面に映るのは私達

いつからか
暗闇をふわふわして
笑えなくなって泣けなくなった

泣かない事を
強さだとさえ思えて
愛想笑いに作り笑顔
顔が引き攣る
そんな自分に吐き気

この痛みさえ
伝えられなくて
伝わらない

今でもね
私の右側に居るのは
彼だけで
私は彼以外の他の誰かの左側には
上手に立てない

彼以外が差し出してくれる左手を
握り返せない

可笑しいよね
疲れた

素になれなくて
素直にもなれなくて
居場所がない

それでも笑う
だから無理してでも笑う

光って見えたのは
出口じゃなくて
また違う別の入り口で

何処まで行っても結局暗闇のままなの

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?