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スマブラSP『ルイージ概論』第1弾 〜技解説編〜

こんにちは、有馬温泉のeスポーツチーム、トレスコルヴォス有馬所属のルナマドです!

クッパ使いとして知られてる私ですが、実は初期からルイージを併用して使っていて、最近ではルイージの使用率がクッパをかなり上回ってきました。
2021年1回目のオンラインチャレンジにてルイージ使いの中で1番になりました!

そんな自分がルイージの技の解説記事を書きました。クッパの時と同様、初心者にも上級者にも向けたかなり濃密な内容となっています!

また、今回は各技にちょっとした対策方法も書いてあります!ルイージ対策をしたい方にも是非読んでいただきたいです!

前置きはおそらく皆さんどうでもいいでしょう!
じっくり解説記事を読んでいってください!

質問や指摘があれば私のTwitterにどうぞ!

※コンボの確定%は、ほかほか補正なし、中量級を想定。始動%はだいたいの目安。
※ルイージのコンボはアドリブ性が高く、ほかほか補正やOP相殺、ベクトル変更、相手の体重に影響されやすく、コンボルートは書ききれないほど多彩であるため、コンボの全てを書き切る事は出来ない。そのためこの記事では、安定感・実用性があるコンボを多く紹介する。

弱攻撃(弱)

発生2F 後隙23F

ルイージの技の中で最も発生が早い短リーチの技。近距離で使う技なのだが、ガードさせて反撃がない下強とリターンが高い上強に役割を取られてしまいがち。
それら2つよりも発生は早いので、その場上がりやダウンからの起き上がりから暴れとして使うのが主な使い道。
弱をガードされた場合でも、1・2段目で止める事と3段目まで出し切ることによって読み合いをしかけられる。当たった場合なるべく猶予はそれなりに長いので、なるべく脳死で3段目まで出し切らず1段ずつ相手を見ながら技を出すか出さないか選択したい。

ダウン連対応技なので、空前・下強を当てたあとダッシュ弱でダウン連を狙うことは非常に強力。ダウン連時に50%あればほとんど上Bで撃墜できる。

《対策》
弱2止めか3段目まで出し切りの読み合いに勝とう。他キャラと違い掴みが遅いので弱2からの掴みされる前に暴れやすい。
ただ、ルイージ使いは3段目まで最速で出し切ることが多い。

横強攻撃(横強)

発生5F 持続3F 後隙25F

ルイージの技の中ではそれなりに長いリーチが持ち味の技。リーチの割には後隙は少なめなので、リスクは低め。リターンも低め。短リーチのキャラ相手との近距離での技の振り合いの末、絶妙に横強のリーチが活きるときに使う。
また、短リーチの相手に対し差し合いとして滑り横強をたまに使うと刺さることも。
横強によってリーチ勝ちが出来ない相手の場合は、DAに役割と取られてしまう。使う判断が難しいので、短リーチの相手に対しても横強を使わず簡単に強いDAでいい事も。

一応それなりの撃墜力はあり、相手が160%溜まった時に崖を掴ませた場合の技選択として優秀。他のどの技よりも少ないリスクで撃墜を狙える他、キャラによっては横強下シフトが崖捕まりに当たる。
撃墜力があるという事実があまり知られてないことも強みで、相手の意識外から撃墜を狙える。

《対策》
ガーキャン空前などで前方に広い範囲に素早く反撃出来るキャラなら反撃を取れる。
そんなに振ってこないので反応し辛いが、リスクは付けやすい技。

上強攻撃(上強)

発生5F 持続6F 後隙17F

強攻撃の中で最も高いリターンを持った技。当たれば空中攻撃や上Bに繋げることができる。マリオと違い前側にもそれなりのリーチがあり、上Bが繋がる%では貪欲に狙っていってもよい。

後隙は17Fとそれなりにあるが、ガード硬直が短いことによる判断時間の少なさと、ルイージの近距離の圧力によって、ガードさせても以外と後隙は狩られない。
ガードを継続してくる相手には下強や上強でさらに固め、ガーキャン掴みをしつこく狙ってくる相手にはその場回避を入れ込み、上Bを狙おう。

《上強上Bコンボ》
ほかほか補正なしでも70%ほどから撃墜を狙える最強のコンボ。ただし、ミスをするとその無限の後隙からこちら側も死が確定してしまうので、入りやすいキャラ、入りにくいキャラは覚えるべきである。
体が細身であったり、やられ姿勢が優秀だったり、落下速度が早く重かったりすると確定しない。以下は実戦の経験による入りやすさ、入りにくさのリスト。
ちなみに空中当てだと繋がらない。

「簡単」は全ストックで確定帯になったら貪欲に狙うべきレベル。
「普通」はストック的に余裕があったり、逆に余裕がなかったりする時に狙う。また、精度に自信があるなら常に狙って良い。
「難しい」は私自身は一切狙わない。上B確定帯で上強が当たっても空上などで妥協する。ベク変によって確定しなくなることも多い。

ベクトル変更への対応は、垂直ジャンプして前側に上Bを出すか反転上Bをするかで対応。
確定させるコツは、相手との横軸を合わせること。吹っ飛び方によって変わる大ジャンプからの上Bのタイミングを体で覚えることが大事。

〈やり方〉
上強を当てたあと、垂直に大ジャンプし、その間に相手のベクトル変更を見て空中ジャンプと同時に上B、もしくは反転上Bを当てる。

《上強始動のコンボ》()内は始動%
・上強→上強→上強×n(10%〜40%)※1
・上強→空上→空後 (40%〜80%)
・上強→上B (70%〜80%)

※1 厳密には確定してないことが多いが、ジャンプが間に合わず、回避しても回避先に技が間に合うことがある為フォローが効きやすい。

《対策》
50〜70%では絶対当たらないように。上Bが繋がってしまう。
回避を見て置かれたりすることも。
ガードでも良いが、間合いに入れないことが1番大事。距離を取ろう。

下強攻撃(下強)

発生5F 持続4F 後隙5F


ルイージの技の中で最も全体フレームが短い技である。硬直差は2Fで、ルイージ側がガードした場合反撃が取れる技は存在しない。下強の連打に対しては、7F以下のガーキャン反撃技でなければ反撃が取られず、仮に反撃技を持っていたとしてもその猶予の少なさから反撃をとる事は難しい。
故に、密着状況ではとりあえず下強を振り続ければ負けることは無いほどの強技。

さらには、低%〜中%まではコンボも繋がるため火力稼ぎにもなる。

ダウン連も狙える。そのままバースト出来ることはもちろん、受け身がかなり難しいため狙う価値はあり。

《崖下強》
相手の崖上がりに対して下強を連打することで簡単に多くの選択肢を潰すことが出来る。また、潰せない選択肢をしてきても、それを読めれば上Bで早期バーストを狙える非常に強い行動。

・その場上がり…下強連打で高確率で狩れる。仮に狩れなくても、そのまま下強連打で相手を固めることが可能。
・ジャンプ上がり…高確率で狩れる。相手キャラのジャンプ上がりモーションの優秀さによって変わる。
・回避上がり…読みで下強連打をやめ、上Bを狙うことが可能。
・攻撃上がり…読みでガードを固め、そのままガーキャン上Bを狙うことが可能。
・崖離しジャンプ→何か…相手キャラに依存するが、崖離しをした瞬間に下強が当たることが多い。
・崖捕まりっぱなし→もちろん下強が当たる。連打でOK。

つまり、誰でも回避上がり・攻撃上がり・その他の3分の1に絞る事が出来る。しかも回避上がりと攻撃上がりには50%程から倒せる上Bのリスクが付きまとうためかなり相手は選択しづらい。相手との実力差とは無関係に強い行動で、上級者相手だろうがそのまま崖でハメる事が出来る。

《下強始動のコンボ》
・下強根元→下強先端 (0%〜10%)
・下強→DA (0%〜20%)※1
・下強→ダッシュ下強ループ(70%〜80%)


《下強始動の撃墜コンボ》
・下強→掴み →即死コンボ ※2(0%〜15%)
・下強根元→上B ※3 (40%〜45%?)
・下強→上強→上B (50%〜60%)

※1 最も安定感のあるコンボ。迷ったらだいたいこれ。
※2 リターンは非常に高いが、確定しない事も多い。相手の反応が遅れれば確定してなくても掴めることも。
※3 フォックス等落下速度が早いキャラにのみ確定。しかし確定帯はかなりシビア。狙う価値無し。

《対策》
リーチの短さを突く。ガードは握手。
ガードして固められた場合は反撃を諦めガードしきるか回避する事。
下強→掴みは確定しないので、下強を当てられた場合は回避をすること。
崖下強は攻撃上がりと回避上がりとその他の3択。運が良ければジャンプ上がりやその場上がりで上がれる。上から復帰できるキャラは上から復帰して読み合いを拒否しよう。

ダッシュ攻撃(DA)




発生4F 持続22F 後隙22F

発生の速さと少ない後隙、そしてかなりあるぶっ飛ばし力。さらに技の出始めの加速と多段技という性質によって、非常に強い差し込み力を持っている。リターンがルイージの中では少なめな分、非常に通りやすい技である。
今作のルイージを影で支えている技。

DAを振るべき最適な間合いはルイージ3キャラ分ぐらいの距離の時。その間合いでは掴みを警戒するためガードを解くことが多い。そのためDAが通りやすい。
また、それより内側の間合いでも多段技かつ、相手をめくる為リスク少なく振ることが出来る。
その間合いで空オバや、下強をスカした後、最速で振ると相手の意識が散って通りやすい。

崖際では130%程からバーストを狙える。崖から少し離れていても崖際まで運ぶことが出来る。やはりフレームと多段技なことから非常に通りやすいため、積極的に狙っていってよい。

それなりの単発ダメージと掴みよりも早い発生で安定してコンボを繋げれる。コンボの〆として使う。

DAをガードさせてめくった後、その場回避を入れ込むとたまに相手の掴みを避けれる。避けれたら上Bをお見舞いしよう。

《対策》
ガーキャンが優秀ならガードから反撃出来る。ガード解除からは反撃出来ないことが多い。途中で解いてしまわないこと。
めくられた場合の反転掴みなどは間に合わないのでガーキャン技以外では無理に反撃を取ろうとしないこと。
高%の崖際で絶対当たらないように。ガードかジャンプ。

通常空中攻撃(空N)




発生3F 持続36F 後隙13F 着地隙8F

ルイージの下半身を覆うように判定が出る、リーチは短いが下りで当てればリターンが高い技。

SJ空前やSJ空上をガードさせた後、下り空Nでさらにガードを固めさせるのが主な使い方。下りで振れば反撃は取られにくいし、当たれば様々なコンボが繋がる。

暴れ技としては、下Bよりも暴れにくいが暴れられればリターンが高い。位置や%次第では上Bや下Bを繋げてそのままバースト出来ることも。

ガーキャン技としても地味ながら優秀で、ジャンプ踏切を合わせて6Fで反撃できる。ガーキャン上B(8F)よりも発生が早く、低リスクに反撃出来るのが強み。リターンは上Bよりも少ないが、ガーキャン上Bで反撃が取れない技や、前後どちらに着地したか分からない相手にも積極的に反撃をして行けるのが強い。(シークの鉈など)

着地時の暴れとしてそこそこ強い。ルイージでも急降下すればそこそこの落下速度にはなるので唐突な急降下空Nで着地できる事がある。

《空N始動のコンボ》
・空N→上強(0%〜30%)
・空N→上スマ(10%〜30%)

・空N(本当て限定)→空上→空N→空上(裏当て)→空後(10%〜30%)

《空N始動の撃墜コンボ》
・空N(本当て)→空下→空上or空オバ→上B (10%〜20%)※1
・空N→下強→掴み→即死コンボ(0%〜10%)
・空N(本当て)→上B (60%〜80%)
・空N(カス当て)→上B(70%〜90%)※2
・空N(カス当て限定)→空後(80%〜160%)
・空N→下B(120%〜150%)

※1 確定帯がかなりシビア。
※2 空N本当てと違いヒットストップの短さと吹っ飛ばしの関係上難易度が高い。

《対策》
この技が当たる時は当たるべくして当たることが多い。空Nの間合いに入らないためにも、間合い管理の徹底が大事。
密着状況で最低空空Nをガードしても反撃を取ろうとしないこと。
最低空で本当てを狙ってくるなら、ジャスガが狙える。

前空中攻撃(空前)

発生7F 持続4F 後隙13F 着地隙13F

前方にそこそこのリーチを持ち、空中技らしからぬ異常な全体フレームの短さが持ち味の技。
着地隙は長いので、着地隙出さないような振り方が大切。

この技の役割は、差し込みとして使う事と、牽制として振りまくり相手の動けなくする、もしくは相手を動かすこと。そして本命の他の差し込み技への意識を逸らす事。

リスクが少ないのはもちろんの事、リターンもそれなりにあり、当て方次第では低%では空Nが繋がりそこからコンボが狙える。
中%ではダウン連が狙えるのが強み。上Bが繋がり早期撃墜を狙える。

SJ空前を振ったあとは、相手との距離があるなら急降下グラップ。相手と密着しているなら空N、下B、着地して地上攻撃が強い。SJから2回空前を振るのは意外と弱い。

弱点はリーチ負けすること。剣キャラ相手には空前は常に当てに行く意識で振る。逆にリーチが五分〜有利なら牽制としてガンガン振って圧をかけよう。
また、着地隙が長め。振る時は着地隙が出ないように。着地隙が出るなら空前以外の技を選択するべき。

復帰阻止でも有用。復帰距離が短く復帰技の判定が弱めの相手に対し空前の回転率を生かし壁を作るように復帰阻止する。(ファルコンなど)
ただし復帰ルートが残ってる場合は崖上がり狩りをしたり崖捕まりの隙を狙う方がリスク的にも良い。

《空前始動のコンボ》
・空前→空N→空上→空N→空上(裏当て)→空後 (10%〜20%)
・空前→空N→上強→空上 (10%〜25%)

《空前始動の撃墜コンボ》
・空前→弱弱(ダウン連)→上B(55%〜65%)

《対策》
リーチが長い技で範囲外から殴るのが1番良い。ガードは悪手。
空前をすかした後の行動は遅いかリーチが短いかのどちらかの問題を抱えているのでそこを突きたい。
SJや身長が高いキャラには強いが、身長が低い相手には当たりにくい。

後空中攻撃(空後)

発生6F 持続8F 後隙33F 着地隙10F

ルイージの対空バーストの要。
ルイージの技の中で(空オバを除く)最長のリーチを持ち、かなりのバースト力を持つ。

120%ほどの相手の下投げサイクロンで撃墜出来るルイージは相手にジャンプさせることが出来るので、そこで対空の空後でバーストを狙いたい。そもそもリーチが長いのでステップ等に刺さることもある。ラインを詰めた時は特に狙いたい。
振る時は上りが基本。下りで振るには落下速度が足りていない。

リーチが長い反面、ルイージの中では全体フレームは長め。SJで振ると着地まで他の空中攻撃を振ることは出来ない。
また、低身長のキャラには当てずらい。低身長のキャラにはより正確なジャンプ読みが必要

バースト狙い以外でも振ることは大事。空前を意識した間合い管理をしている相手に空後をお見舞いしよう。
また、SJからの下りで技を振ることが多いキャラ相手に先出しで置いておくのは空前よりもやりやすい。(シュルクなど)

コンボパーツとして空後カス当てから上Bが繋がる。空下から狙える。

《空後始動のコンボ》
・空後→DAor横強(10%〜20%)

《対策》
SJ空後は回転率は低いので他の空中技と違い差し返しやすい。ステップなどで差し返すのが吉。
空中攻撃は先に置かれると潰されてしまうので注意。
また、ガーキャンから前方向に長い技を出せるキャラなら反撃可能。

上空中攻撃(空上)

発生5F 持続7F 後隙15F 着地隙7F

ルイージの空中技で最もコンボを繋げやすい技。もちろん判定の出方も優秀で対空や差し込みとしても大いに役立つ。

SJ空上差し込みは、対ルイージなので掴みを警戒し、地上に長くいたくない相手のジャンプを潰す事が出来る。空前よりもリーチが短い、対地に弱いが、低%〜中%で当たった時のリターンが高いことが強み。
また、空前よりもリーチが短いので、牽制目的よりも差し込みに行く、密着しに行く振り方をする事で使い方を分けていくべし。

低%〜中%で空上の前側に当たればさらに空上、空Nが繋がる。中%で空上の後ろ側に当たればさらに空上の後ろ側、空後が繋がる。コンボ中、相手の%によって判断し反転空上を繋げられればコンボ火力が伸びる。

空前と同じく空上を空ぶった、もしくはガードされた後の誤魔化しは空オバか空N、空後、下Bで。

《空上始動のコンボ》
SJ空上(対空)→空N→空上(裏当て)→空後(30%〜45%)
空上(下り)→掴み(0%〜50%)

《空上始動の撃墜コンボ》
SJ空上(対空)→空上→反転空上(裏当て)→空上(裏当て)→空後(30%〜45%)

《対策》
空前と違い、後隙がそれなりにあるのでガーキャン技で反撃が取りやすい。
ガードするか差し返すか判定勝ちするか。
前側も後ろ側も、なるべくルイージと離れるようにベク変しよう。前側を内ベク変してしまうと、あらぬ高火力コンボを食らうことも。

下空中攻撃(空下)

発生10F 持続5F(メテオ部分は1F) 後隙14F 着地隙10F

他のキャラでは考えられない隙の少なさを持ったメテオ技。その分吹っ飛ばしは弱めだが、それが逆にコンボを繋げやすい要因となっている。

立ち回りで振ることはほぼない。下り空後を当てに行くたい時に意識を散らすため空振りするぐらい。(あんまり意味無い。)

5%〜30%程ではガーキャンからの最大の反撃手段となることがある。掴みが間に合わない技をガードした時など。

復帰阻止では脅威の強さを発揮。崖降り即空下によって、崖捕まりの隙にメテオを合わせることが出来るキャラが多い。全体Fが短い為、外してもそれなりのリスクで済むこと、また低%でメテオが当たった後ならに下まで追撃出来る。
単純に復帰ルートに空下を合わせるのも強い。
空オバ→空下の復帰阻止はとんでもなく強い。(空オバの解説欄に詳細)

《空下始動のコンボ》
・SJディレイ空下→上強→空上
《空下始動の撃墜コンボ》
・SJ空下→急降下空上→上B(20%〜25%)※1

※1 確定帯は狭いがガーキャンから狙える。ヤマナクション様(@yamanactionSSBU)考案のコンボ。

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