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アリス卒業発表からClear Skyを初めて聴くまでの数ヶ月間の心境【ClariSお気持ち怪文書】

まえがき

⚠️この記事はお気持ち怪文書です!ClariSに興味無い人が読むと多分胸焼けします⚠️

いきなり懺悔します。

元々この記事は、ClariSの「Clear Sky」について楽曲・歌詞の好きな所を解説していくつもりで書き始めました。

しかし、いざ書き始めるとこの曲に対して抱えている筆者のクソデカ感情が爆発してしまい、曲解説に入る前の前書きだけで3000文字を越えてしまいました。

よって、楽曲・歌詞の解説は次回記事に分離し、本記事ではひたすら前書き部分の筆者のお気持ちポエムを成仏させることにしました。

【2022/11/19 追記】
真面目に解説した後編 ↓ 書けました。

オタクのお気持ち暴走に耐性がある方のみ、この先にお進み下さい。
いいんですね?もう後戻りは出来ませんよ?ちゃんと確認しましたよ?
この注意文が既にお気持ち暴走してる


怪文書本文

2014年5月26日(アリス卒業発表当日)

2014年11月8日。
それはClariSファンにとって特別な日付である。

・・・こんな書き出しで始めたなら本題の11月8日についてすぐ話し始めるべきなのだが、筆者はお気持ちが暴走した面倒くさいオタクなのでそうすることができない。

なぜなら、5月26日について先に語らないと、11月8日への全てのお気持ちを発散できないからである。(めんどくせぇ)

というわけで、さらに約5ヶ月遡ったところから話は始まる。

2014年5月26日。
約1週間後の6月4日に新アルバム「PARTY TIME」が発売されるのをウキウキ待っていたオタクの目に、突然そのお知らせは飛び込んできた。

結成時からのメンバーであるアリスが、学業専念を理由に卒業することが発表されたのだ。
何の前触れも無く、あまりにも唐突に。

この衝撃のニュースは、当然ながら瞬く間に広まった。

当時の筆者は趣味用のSNSアカウントなんて持っておらず、高校大学の友達も好きな声優もゴチャ混ぜにフォローした本垢1つでツイッターをやっていた。

理系男子大学生だった筆者の友人達は大体オタクだったが、たまに「カラオケでコネクト歌った」とか「CLICKいいよね」とか言うくらいで「クララ」「アリス」とかメンバーの名前がタイムラインに出てくることなんてありえなかった。
俺妹・まどマギなど、オタクなら誰でも観てるような大ヒット作の主題歌を担当していた当時のClariSは「メンバーのどっちがどの声か知らないけど、シングル曲なら知ってるしカラオケで歌える」っていう理系男子大学生を大量発生させる、そんな存在だったのだ。

友達以外のClariSファンを沢山フォローして界隈の様子を知る、とかそんなことは一切していなかった。
ClariS関係でフォローしてるのはClariS公式アカウントだけ、タイムラインでClariSについてツイートしてるのは自分だけ。
そんな感じだった。

だが、このニュースの衝撃の前では、そんなの全く関係無かった。

ツイッター全体の日本の総合トレンド上位に「ClariS」「アリス」「卒業」「脱退」、そんな単語が次々表示される。
筆者の友人達が「アリスってどっち?」「メンバー変わったらグループ名変わんの?」とか、悪気は無くても無神経なツイートをタイムラインに次々流してくる。
多分、筆者の友人達以外にもそんな人が日本中に沢山居たから、その日のトレンドはずっとClariS一色だった。

見たくなくても、嫌でも「ClariS」「アリス」の文字が目に入ってくる。

やめろよ、やめてくれよ。
お前ら普段ClariSに興味無かっただろ?
アルバム曲もカップリングも聴いたこと無いんだろ?
そもそもどっちがどの声かも知らないんだろ?

頼むから、知らないなら勝手なこと言わないでくれ。
頼むから、俺をそっとしといてくれ。

そう思って、筆者はツイッターを見るのを止めた。

放心状態で帰宅して、親が点けた夜のニュース番組を虚ろな目で見ながら夕飯を食べていた。
ニュースの内容なんて全く覚えてないし、何食べたかも覚えてない。
ただただ、なんか流れてるってことしか認識してなかった。

そんな状態の筆者の目に、突然あの単語がまた飛び込んできた。

「ClariS」「アリス」

えっ?って思って画面を見たら「今日SNSで話題になったキーワード」を球体上にCGで表示してサラッと紹介する30秒くらいのコーナーだった。

いらない、いらないよそういうの。
夜のニュースなんだから普通に硬くニュースだけ読んでくれよ、なんで無駄に流行に乗ろうとするんだよ。
そもそもこの番組の視聴者の何%にこんなキーワードの意味伝わるんだよ、やめてくれよ・・・。

そう思って、筆者はテレビが視界に入らないようにして無心で目の前のメシを食って自分の部屋に引き籠った。

何のニュース番組だったのかハッキリと覚えてなくて、時々気になって検索したくなる時はある。
でも、未だにできない。
怖いのだ。トラウマが蘇るのが。
あの日のあの気持ちを、もう二度と味わいたくないのだ。

2014年11月8日(カレン加入・Clear Sky発表)

そんな嵐のような5月26日が終わり、6月4日のアルバムをもってアリスが卒業し、迎えた2014年11月8日。

そう、こんな状況で発表されたのが。
新メンバーであるカレンを迎えての、新生ClariSの新しい旅立ちの曲。
「Clear Sky」なのである。

・・・ここまで語っておきながら、実は筆者、この「Clear Sky」を11月8日に聴けていない。
もっと言うと、2014年中に聴けてない。
初めて聴けたのは年が明けた2015年の正月である。
※この曲は雑誌「リスアニ!」の付録CDとして発表され、デジタル配信はまだされていなかった。

当時理系の大学4年生だった筆者は、大学の研究室に毎日終電まで残って論文とゼミ用パワポ資料を作ってゾンビのような顔色になっている、どこにでもいるラボ畜だったのだ。

【ラボ畜】
学術機関の研究室(ラボ)において過酷な研究生活を強いられる研究生を指す語。 「社畜」をもじった言い方。 ラボ畜を生む過酷な環境の研究室を「ブラック研究室」と呼ぶこともある。

https://www.weblio.jp/content/%E3%83%A9%E3%83%9C%E7%95%9C

ラボ畜であった筆者の心の中では、天使と悪魔が必死に戦っていた。

悪魔「早くリスアニ! Vol. 19買って付録CD聴こうぜ」
天使「今聴いたらヤバイよ。明日もゼミ発表だしパワポまだ完成してないでしょ?」
悪魔「1曲聴くだけなんだから大したこと無いって」
天使「その1曲でどうせ情緒崩壊するじゃん。それに買ったらCDだけじゃなくてインタビュー記事とかも読んじゃうでしょ?この情緒弱々限界オタクが読み終わってすぐ論文に戻れるわけないじゃん」

頭でっかちで欲望にブレーキをかけてしまう性格の筆者は、必死に天使を勝たせ続けた。
卒業が掛かっているのだ。大学院への進学も内定していた筆者が卒論を落としたら、本当の意味で路頭に迷うのだ。
その一心で、本屋で見かけるリスアニ!を鋼の意思でスルーし続けた。

しかし、ついに逃げ切れなくなる瞬間がやってきた。

2014年12月31日(border初お披露目)

2014年12月31日。
カレン加入後の新体制初シングルとなる「border」が、アニメ「憑物語」のEDとして初お披露目されたのである。

たった1分半のテレビサイズ版である。
新メンバーのカレンの声を単体で聴けたのは、Bメロの「はねた髪のせいにして」だけである。

しかし、筆者にはこれだけで充分であった。

またClariSの歌声が聴ける。
これからもClariSの新曲を楽しみに生きていける。

その嬉しさだけで、筆者の胸は一杯であった。

そして、憑物語の放送が終わると同時に年が明けた瞬間、もう筆者の頭の中に理性を司る天使はいなくなっていた。
「早くリスアニ!買いたい。Clear Skyを聴きたい。」
もう筆者のクソデカ感情を止められるものは何もなかった。

こうして、筆者は元日も営業していた地元の本屋に駆け込みリスアニ! Vol. 19を買った。
今でも実家の本棚に大切に保管してある。こんな記事を書いてたら改めて読みたくなってきたので、今度帰省した時に回収しよう。
検索して見つけたこの写真だけでもう情緒がおかしくなりそうだ。
情緒は既におかしい

そして、関東でニュースになるレベルの大雪が降る2015年の元日。

筆者は、一生忘れられない曲となるClear SkyのCDを再生したのだった。


あとがき

・・・というわけで、今回はここまでです。

繰り返しになりますが、この記事はClear Skyという曲の中身に何も触れていません。

ただの気持ち悪いオタクの想い出自分語りです。

・・・いや、自分でもちょっとビックリしていて。

まさか、こんなにも自己完結な文章を3000文字も書けるなんて流石に思わないじゃないですか。

軽く1000文字くらいでまとめて真面目に曲解説するつもりだったんです。本当に。

うん、なんて言ったらいいんだろう。

「クソデカ感情」っていう表現をネタ的に使っているけど、オタクの思い入れは本当に「クソデカ感情」としか言い表せないくらい肥大化するもんなんだなっていうのを身をもって実感しました。

14時くらいに書き始めて、友人と約束があって家出る時間の18時までには余裕で書き終わるだろと思っていたんです。

結局書き終わんなくて、22時に家帰ってから続き書き始めて今23時半ですもん。

はい、キリが無いのでそろそろやめます。

今回の記事のせいで元々数えるほどしかいない読者数が更に減ったかもしれませんが、筆者のお気持ちはいずれ爆発する運命だったのでもう諦めます。

というわけで、次回こそClear Skyがなぜ名曲なのか、なぜClariSファンにとって大切な曲なのかを真面目に解説していこうと思います。

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