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YOASOBI「あの夢をなぞって」(5000PVリクエスト企画①)

まえがき

情報量が多すぎたClariS初のリリースイベントも終わり、ようやく本ブログも平常運転に戻ります。

リリイベで忙しかった間に5000PV到達していたので、早速ですがリクエスト企画を進めて行きたいと思います。

なお、前回のリクエスト記事で書いた通り、今後のリクエスト企画は2500PV区切りで行っていきたいと思います。

嬉しい悲鳴なんですが、この記事を書いている現時点で3650PV越えちゃっていて、このままだとまたすぐ4000PVリクエストになりそうです。
このブログも段々色んな人に読んで頂けるようになったんでしょうか?
嬉しい限りですが、ちょっとリクエスト企画の頻度は今後考えたいと思います・・・笑
4000PVは一旦お休みして、5000→7500→10000と2500刻みに一旦変更してみようと思います。

前回リクエスト記事より引用

過去のリクエスト企画をまとめたマガジンは ↓ にありますので、怪文書に飢えている方はヒマつぶしにどうぞ(っ'-')╮=͟͟͞

さっそく今回は①YOASOBI「あの夢をなぞって」を紹介していきます。

曲紹介

作詞・作曲・編曲:Ayase

2020年1月18日発売。
「小説を音楽にするユニット」として結成し、デビュー曲「夜に駆ける」でいきなり令和のトップアーティストに駆け上がったYOASOBIの2ndシングルです。

筆者は流行に付いていけないオジサンなので、YOASOBIは「夜に駆ける」「群青」「アイドル」の3曲しかフルサイズで聴いたことがなく、今回のリクエストで恥ずかしながら初めてこの曲を知りました。(ファンの皆さんごめんなさい・・・)

歌詞

「小説を音楽にするユニット」なので、この楽曲もいしき蒼太さん『夢の雫と星の花』が原作になっているそうです。

『好きだよ──』
主人公・双見楓は、2週間後に迫った花火大会の日に、想いを寄せる幼馴染・一宮亮から告白されるという予知夢を見る。
しかし、彼の前では素直になれずそっけない態度をとってしまい、なかなか距離は縮まらない。
しかも予知夢の通りにならなければ持っている予知能力も失われてしまう。
果たして夢のとおり、彼と一緒に花火大会へ行き、告白されるのか──

『夢の雫と星の花』あらすじ 

記事を書く前に「原作もしっかり読んでから歌詞解釈するか」「あえて原作を読まないで、歌詞だけから読み取れることで書いてみるか」のどっちにするかでかなり迷ったんですが、色々考えた結果そのどちらでもない「原作のあらすじだけ読んで、歌詞から原作がどんなストーリーか想像する」という形式で書いてみたいと思います。

原作を全部読んでしまうと先に正解が分かってしまって考える楽しみが減ってしまうし、かといって歌詞だけだと解釈に幅が出過ぎて記事にならないので、あらすじだけは読んでおこうと判断してみました。
ちょっと変な形式かもしれませんが、お付き合い頂ければ幸いです。

なので、曲紹介のためにリンクは貼ってますがMVも観ないでおきます。
(MV観ちゃうと大体ストーリー分かっちゃうので)

というわけで、さっそく歌詞を読んでいきます。
※歌詞は歌ネット(https://www.uta-net.com/song/284749/)からの引用

イントロ

夜の空を飾る綺麗な花
街の声をぎゅっと光が包み込む
音の無い二人だけの世界で聞こえた言葉は
「好きだよ」

夜空に花火が打ち上がる場面から始まります。

原作小説のあらすじを踏まえると、このイントロ部分は主人公が見た予知夢の中の場面だと思います。
つまり、イントロとラスサビ両方で「音の無い二人だけの世界で聞こえた言葉は『好きだよ』」というフレーズが登場するんですが、

・イントロの「好きだよ」 → 花火大会の2週間前に予知夢でされた告白
・ラスサビの「好きだよ」 → 花火大会当日に現実でされた告白

という違いがあるんじゃないでしょうか。
色々解釈はあると思いますが、この記事では一旦この前提で進めます。

花火大会を見に来ている群衆も、家など遠くから見ている人も、街中の全員が打ち上がる花火に合わせて歓声を上げたり見入って静まり返ったりする。
そして、花火の光が街中を美しく照らす。
「街の声をぎゅっと光が包み込む」はそんな映像なのかなと感じます。

で、次の「音の無い二人だけの世界」って表現が面白いなと思います。
花火&恋愛ってシチュエーションだと、普通は「告白したけど花火のドーンって音で聞こえなかった」っていうラブコメ漫画で良くあるパターンとか、「声は聞こえなくても、口の動きで『好き』って分かったよ」とか、どちらにせよ花火&群衆のざわめきで「音が大きい」場面として描かれることが多い印象があります。

でも、この曲は「音の無い二人だけの世界」なんですね。

「夢の中で告白される場面」だからこその非現実感を表している気もするし、「周りの音がどんなにうるさくても、あの瞬間は君の『好きだよ』って言葉がハッキリ聞こえたよ」っていう恋愛ゲージ最高潮な二人だけの世界な感じもして、良い意味での違和感がある印象的なフレーズだと思います。

筆者の解釈通りこのイントロが予知夢の中の話だとすると、イントロは①「夢の中の非現実感」の比重が高くて、ラスサビでは②「恋愛ゲージ最高潮」の意味合いが強くなる。
という感じで、同じフレーズなのに曲が進むにつれてニュアンスが変わって聴こえる、という仕掛けなのかなぁと個人的には感じました。

あと、歌詞だけじゃなく曲も「好きだよ」までは歌のみのアカペラで、「好きだよ」を言い終わると同時に楽器の音が入り始めるのも良いですね。

音でも「音の無い二人だけの世界」を表現してますし、そこで聞いた「好きだよ」をキッカケにストーリーが始まる感じも表現されてますし、何より耳に残るイントロのフックになってます。

「歌詞の世界観を表現しつつ、音楽的にも印象的なイントロにする」という難しい両立をサラッとやってしまうのがAyaseさんのセンスの凄さですね。

1番Aメロ

夢の中で見えた未来のこと
夏の夜、君と、並ぶ影が二つ
最後の花火が空に昇って消えたら
それを合図に

イントロが終わると、歌詞のストーリーも現実世界に戻ってきます。

予知夢の中で見た2週間後の花火大会の光景。
夏の夜に君と私の影が並ぶ。
最後の花火が打ち上がって空に消えたら、それを合図に君が告白してくる。

そんな未来を知ってしまって、ああどうしようって慌ててる主人公の姿が想像出来ます。

1番Bメロ

いつも通りの朝に
いつも通りの君の姿
思わず目を逸らしてしまったのは
どうやったって忘れられない君の言葉
今もずっと響いているから

予知夢の事なんて何も知らない彼はいつも通り接してくるわけですが、告白されることを知っちゃった主人公は平常心でいられる訳もなく、どうしても意識してしまう。
青春してますね~。

1番サビ

夜を抜けて夢の先へ
辿り着きたい未来へ
本当に?あの夢に、本当に?って今も
不安になってしまうけどきっと

今を抜けて明日の先へ
二人だけの場所へ
もうちょっと
どうか変わらないで
もうちょっと
君からの言葉
あの未来で待ってるよ

「彼の前では素直になれずそっけない態度をとってしまい、なかなか距離は縮まらない。しかも予知夢の通りにならなければ持っている予知能力も失われてしまう。果たして夢のとおり、彼と一緒に花火大会へ行き、告白されるのか」

あらすじでこんな風に煽られてるように、せっかく予知夢を見たのに全然素直になれない主人公。
このままじゃいけない。
あの告白を夢の中だけで終わらせない、現実にするんだ。
という想いが見えるサビの歌詞ですね。

2番Bメロ

誰も知らない
二人だけの夜
待ち焦がれていた景色と重なる
夏の空に未来と今繋がる様に開く花火
君とここでほらあの夢をなぞる

そして迎えた花火大会当日。
予知夢で見た「待ち焦がれていた景色と重なる」ように二人だけで見上げる花火。
あの日見た夢と同じ景色と言葉を、君と今ここで現実にする。
「あの夢をなぞって」という曲名はそんな主人公の想いを表してるんでしょう。

イントロは予知夢の中、1番は花火大会までの2週間、2番以降は花火大会当日、という風に歌詞のストーリーがしっかり区切り良く分かれてるのも伝わりやすい構成だなぁと思います。

あと、2番はAメロを飛ばしていきなりBメロから入るコンパクトな構成になってるのも印象的です。
「イントロにスキップされない引っ掛かりを作る」「聴かせたいポイント以外はなるべく省略する」っていう工夫は、YOASOBIがサブスク全盛の令和を代表するアーティストである理由の1つな気がしますね。

落ちサビ

見上げた空を飾る光が今照らした横顔
そうずっとこの景色のために
そうきっとほら二つの未来が
今重なり合う

花火に照らされる君の横顔。
この景色を見るために主人公は2週間、もっと言えば好きになってからずっと不器用なりに頑張ってきたんですね。
この落ちサビの「二つの未来が今重なり合う」は「予知夢が現実になった」って意味も「私と君の運命が重なり合った(両想いになれた)」って意味も両方含んでいるように感じます。

ラスサビ

夜の中で君と二人
辿り着いた未来で
大丈夫想いはきっと
大丈夫伝わる
あの日見た夢の先へ

今を抜けて明日の先で
また出会えた君へ

もうちょっと
どうか終わらないで
もうちょっと
ほら最後の花火が今
二人を包む

音の無い世界に響いた
「好きだよ」

そして最終的には予知夢で見た通り、最後の花火を合図に告白されるハッピーエンドを迎えます。
改めて聴くと、やっぱりラスサビの「好きだよ」は②「恋愛ゲージ最高潮」の意味合いが強くなってるように筆者には聴こえました。
曲の進行に合わせて歌詞の物語も展開していく辺りが「小説を音楽にするユニット」として生まれたYOASOBIの真骨頂かもしれません。

あとがき

というわけで、初めてのYOASOBI楽曲「あの夢をなぞって」でした。

日本で今1番勢いのあるアーティスト、令和を代表するユニットと言っても過言ではないYOASOBIの曲で記事を書くということでちょっと緊張しましたが、これもリクエスト企画ならではの記事になったかなぁと思います。

結局MV観ないまま最後まで書いたけど、もしこれでMVが全然違うストーリーだったらどうしよう・・・って今更ちょっと不安になってきました笑。

まあ、あらすじと歌詞だけだとこんな解釈も出来るんじゃない?という1つのサンプルとして、もう割り切ってこのままにします。

改めて、リクエスト頂きありがとうございました。

次回は一気に時代を遡ってリクエスト②CHAGE and ASKA「On Your Mark」をお届けする予定です。

ではでは、また次回お会いしましょう。

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