緋い月の燈火

緋い月の燈

緋い月は時に禍々しく、時にあたたかく闇に浮かぶ

それはまるで燈火のように


燈火は人を導く伝手となる

それは行きたい場所までの道を照らす光

そして辿り着きたい場所を探す者のよすが


旅人はゆく

智を 道を求めて

湧き上がる熱を その身に受ける風にて煽るが如く

その頭上 浮かぶ 緋き月

月が燈す 緋き燈火を

智として 道として 書へと形を変え

繋ぎ 紡ぐは 世の人々

何処へ向かうかは だれもしらない

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