緑に曳かれ

星がこぼれる夜
瞬く光をあなたと思いたい
こんなにも溢れる光が
あなたであってもいいじゃないか

横たわる緑の褥
青い薫りは
遠くないあの日
あなたを感じて
交わした契りを甦らせる

未来を夢見て
口づけた指は
蝶の翅のように
果敢無く散ってしまった

ああ運命は今もこの指に宿っているよ
さあこの左腕ごと
攫っておくれ


©2014  緋月 燈

AmijakanWatch https://twitter.com/AmijakanWatch/status/549573660499914752 様より連想。

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