空の君へ

大空に散った友よ

あの日と同じ色をした空の下に
僕は今も生きている

僕の時計は今も
君が天へと消えた時のまま
針を止めている

いつか君のもとへ逝くとき
僕は何を言えるのだろう
君も知らぬ我が友への約束
果たせたのかもわからないのだ

あれから何ひとつ変わっていないかもしれない
何かが変わったのかもしれない
もしかすると僕より君が
知っているのかもしれないな

嗚呼 あの空を君はまだ翔けているのだろうか


©2014  緋月 燈

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