最奥の蛍

真っ黒な闇に全て塗り潰しても
目蓋を閉じれば光が残る

光からは逃れられない
まぶしさに目を眩ませて
何も見えないと思う

だから閉ざした目蓋の奥に
蛍よりも儚い光

これは僕の灯火なのか
そしたら光もなんだか愛しく

僕のなかに灯る光を
僕はどうしてあたためてゆける?

この火が僕と愛しい君を
照らしてゆけたらいいのにな

そして君よ 輝けとひかる
月と 星と 導いてくれる
君が僕の太陽だから



©2015  緋月 燈


AmijakanWatch https://twitter.com/AmijakanWatch/status/596663721218285568 様より光を得て。

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