天への逢瀬

いつもの空にあなたがいない

天は気まぐれ
雲の天蓋で覆って
遠い彼方にいる貴女を
もっと遠くに感じさせてしまうの

いつも其処にいてくれる
感じることはできるけれど
やっぱり逢いたいのです

地上の人口灯
天上の夜空を掻き消さんと
光を放つけど
でもそれはどこか空虚で
淋しい光

命燃やす星灯りよ
昼を水面に湛える月よ
また明日に逢おう
繭の中がうつろになる前に
僕の裡をみたしておくれ

だから今宵
真昼の胡蝶とすれ違い
また眠りにつく


©2014  緋月 燈

AmijakanWatch https://twitter.com/AmijakanWatch/status/524709824492085248 様より。

それはわたしが眠る理由。

夢をこえて、貴女に向かう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?