ゆめの記憶

それはまるで細胞分裂
蠢く原始の欠片
鮮やかを鮮やかに
静謐なる胎動へ

そして
光の花
咲いては死んでゆく
そして
また新しい命咲かせてゆく

光の営みが
身体の底 眠る記憶と呼応する
知らされずとも
知っている
聖なる
母なる

心より
記憶より
本能より
もっと奥にある
命あるモノが等しく抱える
おもひでを

光の花にそっと喩えて
闇の天井に垣間見る

ああ 万華鏡


©2014  緋月 燈

AmijakanWatch https://twitter.com/AmijakanWatchy/status/523995982426419201 様より。

言の葉に光を散らして。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?