戀華-レンカ-

身体の奥にあなたの声が残っている
あなたが奏でた音は
悲しげでも
未来の光が射していた

あなたがくれた光を闇を
どうすればいいのか
わからないでいる

ああ けれど
そんなことより
愛しているの

伝えるなんておこがましくて
この胸に密やかに燃やしているだけでいい
華のように

想っている想っているよ
それだけは許してね

ああ、ありがとう
あなたがいてくれることに
笑ってくれることに
ありがとう



©2015  緋月 燈

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