朱の狂騒-アケノキョウソウ-

朱く朱く燃えあがる
血に駆られ

甘い蜜のように奏でらる
ギターの音色
艶めかしく撫でる
この体は
狂ったように踊りつづけ

ベースの響きは
あのひとの囁きに似ている

愛を歌う旋律に煽られ
鼓動の高鳴りに共鳴した音が絶頂を迎える

零れる吐息は
愛の残響

抱きしめてくれる腕があるなら
どうかこのまま攫って
太陽の灯りに侵される前に



©2015  緋月 燈

AmijakanWatch https://twitter.com/AmijakanWatch/status/573317262649655298 様への返歌として。

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