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めざせ!えほんセラピー犬。~いちご同盟~

~マンホール~
ルナちゃんが散歩する舗装道路にいくつかマンホールがあります。そこは、毎回、散歩道ですが、毎回、避けて通ります。(笑)
なぜでしょうか?

『いちご同盟』作:三田誠広(集英社文庫)

出版社からの紹介:

中学三年生の北沢良一は同年代の自殺した少年について考えるなど人生に厭世観を持っていた。そんな時、同学年の野球部のエースである羽根木徹也を通じて、重症の腫瘍で入院中の上原直美を知る。直美は自分のおかれた境遇にもめげずに懸命に生きようとする。直美や徹也に会うことによって良一の人生観が変わっていく。

図書室でのできごと:
1997年に映画化されました。1999年にNHK教育テレビでは、ドラマ化されています。そして、我が校の図書室に在架の本は、集英社文庫から出版されたものです。

3月の或る日

3年生のYさんが来室。
Yさん「図書室の先生、私も図書ボランティアになりたいです!」
司書「わあ!嬉しい!それでは、図書室ポータルサイトから申し込んでね」

次の日

Yさん「先生、申し込みました!」(はやっ!)
司書「ごめんなさい。まだ、確認してなかったね。そうだ、自分ができるお手伝いと自分の強みを書くのよ。書いてくれましたか?」
Yさん「自分の強みって何ですか?」
司書「うーんとねえ。たとえば、『私は、これが得意です』『絵が得意なので、ブックンファミリーがたくさん描けます』とかね!そんな感じかな。」
Yさん「分かりました!」(いなくなる。教室にもどった模様。)

夕方、図書室ポータルサイトで図書ボランティア申し込みを確認。
Yさんの申し込みがありました!
なになに…。

~申し込み内容~
自分の強み:字が上手なこと(待ってました!自己肯定感の高い人!)
お手伝いできること:本のPOPをかくことです。本が大好きなのでがんばります!(立派!最高!)

~返信~
Yさんへ
申し込み頂き誠にありがとうございます。
採用(さいよう)となりました。
図書室での活躍を期待します。
よろしくお願いします。
学校司書より

【解説】
Q:この大学生の就職活動を思わせる、厳しい内容はどうなのか?

A:当初(コロナ禍)は、純粋に図書室に興味を持ってもらえたらと思い、丁度、就職活動をしていた人が周りにいたので参考にしました。(笑)

「質問が難しいから、申し込みしないよね」と独り言。(そもそも、やる気ないのか⁉あらあら。)

万が一、誰かが応募してもお手伝いの内容は、「読書をする」にしようかなと考えたりしました。

しかし…‼
我が校のインテリ集団のハートに火をつけてしまいました。
ギャングエイジ(3.4年生)の申し込みがチラホラあり驚きました!
さらに、申し込みの文章もしっかりしていましたね。(拍手!さすがインテリ!)
…なので。

申し込み者全員を採用しPOPを書いてもらいました!(パチパチパチ!)

現在は、50枚くらいあちこちへ掲示しています!(図書室のために働く!感動!)

さらに!図書ボランティアになると、「図書ボランティア会員証」が発行されます。これが、なかなかの人気。(笑)
中には、会員証が入ったパスケースを首からぶら下げて、やってきます。(自分たちで工夫してる!すごっ!)
なかなか、可愛いです。
その中に、勿論、Yさんんも含まれます!
図書ボランティアファッション。ステキ!(名刺をぶら下げている。)

Yさん「図書室の先生、何をすればいいですか」
司書「Yがやりたいことは、なんて書いてあったかな?思い出してね」
Yさん「…。」(いなくなる)

5分後
Yさん「先生!この本です!とってもいい本です。特に、5.6年生へおすすめです!」(勢いあり!)
そして、受け取ったのが『いちご同盟』でした。

3年生が、集英社文庫を選んで、高学年におススメとは!
すごいぞ!○○小、インテリ集団!(さすがですね。レベル高いよ!)





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