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論点をすり替えろ!上手な嘘の付き方と悪魔の証明(人狼解説)

みなさんこんちゃ!

今回は上手な嘘の付き方を記事にしました。
なんとなーくですが・・・これを書くと私が噓つきのように見えるかな?とおもって悩みましたがまぁせっかくなので書ききりましょうw

そもそも嘘をつくってなに?

嘘の定義はいろいろありますし私も言語学者じゃないし心理学者でもないので細かいところは判りません。
しかし、こと人狼においての嘘は大きく分けて2つに別けられると考えています。

①事実と異なる事柄を認知しながら虚偽の主張を通す事
例)本当はその人が市民だと知りながら狼だと主張する事
これは判りやすい嘘ですしみなさんやってますね

②事実と異なる事柄へ誘導させるために虚偽の推理をする事
例)2-1進行+狩人2COの狩人が片方噛まれた!!残ったほうが人外だ!!←これが事実
  いや!狩人を噛むという事は狩人に狂人で占い狼だ!!←これが虚偽

さてこの二つ、どこが違うのでしょうか??

ここからはほぼ経験則なので違うと思ったら参考にしないでくださいw

この二つで決定的に違う部分。それは 嘘の割合 です。

嘘を人に信じさせるという事

現実世界の話で考えてみましょう。

例)カラスは本当は白いんだよ!!
嘘でしょうか?本当でしょうか?

まぁ判りますよねw真っ赤な嘘です。

では
例)カラスは黒色なんだけど、実は光の屈折で黒く見えているだけで光の無いところで見ると・・・実は白なんだよ!白っていうか透明っぽいの!!

さて、これは嘘でしょうか?本当でしょうか?

大半の人は嘘だと判断するでしょう。そして上記の「カラスは実は白い説」は嘘です。

では、上記の発言をした人が証拠画像として白っぽい羽根の写真を持ってきたら?

貴方はそれが嘘だと言い切れますか?

何故99・999・・・・%嘘な話を100%否定する事を一瞬でもためらうのでしょうか?

嘘を人に信じさせるためには「納得感」が必要であり、納得感がある以上100%の決断に躊躇が生まれるのです。

では何が人に納得感を与えるのでしょうか?

それは「事実を事実であると認めた上での発言である」
もっと言うと「真実の割合が多い仮説である」

これが納得感を生み出します。

さらに踏み込んで言うと「自分の理外からの根拠を以ての発言である」と確定的な反論は困難です。

先ほどのカラスの例だと「それらしい写真」が該当しますね。

さらに追い打ちをかけるのが「悪魔の証明」問題です。

悪魔の証明って何?

みなさんは「悪魔の証明」を知っていますか?
有名な話なので知っている人は多いと思いますがかるーく解説しましょう。

あるところにAさんと言う人が居ました。
Aさんは「ついにこの世界に悪魔が存在することを証明できた!!」と声高らかに発言しました。
Aさんは裁判にかけられ、この場で悪魔の存在を証明してみろと裁判官から詰め寄られます。

Aさんは言いました。
「簡単な事です!この男が悪魔です!この男の存在自体が悪魔の証明なのです!」
そうして一人の男・・・見た目が奇抜なBさんを出廷させました。

しかし、そのBさんは見た目こそ奇抜なもののどう見ても普通の人間です。
裁判官は言いました。
「Bさんはどう見ても普通の人間ではないか!!嘘をつくとはなんたることだ!!!」

Aさんは反論しました。
「この見た目、どう見てもこの男は悪魔です!!」
「失礼ながら裁判官殿・・・あなたはこの男が悪魔ではないと証明できますか?

貴方がこの裁判官であった場合、どうやってこの男が悪魔ではないと証明すればよいのでしょうか?

この問題はとても面白い問題です。

何故ならこれは、一つの事象を提言する為には「其れ」が「そうである」と証明するだけで良いのに対して「其れ」を否定する為には「其れ以外の全て」を調べなければならないというジレンマの問題だからです。

上記の場合だと裁判官がBさんは悪魔ではないという証明をするためには全世界の人間を調べて全世界の人間が悪魔ではない事を証明して・・・と現実的ではない動きをする必要が出てきます。

カラスは白い問題に当てはめると

カラスは白い問題で一番の難所は「証拠として提出してきた写真の白い羽根がカラスのものではないと証明できるかどうか?」の部分です。

結論は「100%の証明は出来ない」です。
何故ならそれをするためには全世界のカラスを捕まえて、過去のカラスの羽根もすべて集めて白ではないと結論付け無ければならないからです。
専門機関で調べてカメラも調べて・・・・とかなら出来るかもしれません。

しかし私たち一個人では到底不可能です。

なので100%ではない中判断をする必要が出てきます。
ここで誤った判断をさせる事・・・これが「嘘を信じさせる事」なのです。

もっと人狼ゲーム準拠で考えると

例題の
②事実と異なる事柄へ誘導させるために虚偽の推理をする事
例)2-1進行+狩人2COの狩人が片方噛まれた!!残ったほうが人外だ!!←これが事実
  いや!狩人を噛むという事は狩人に狂人で占い狼だ!!←これが虚偽

さてこの例題を読み解いてみましょう。

「いや!狩人を噛むという事は」これは事実ですね。2COで狩人の一人が噛まれています。

「狩人に狂人で占い狼だ!!」これは半分事実で半分嘘かもしれませんね。
狩人に1人外で占いに1人外は事実です。しかし内訳が事実であると証明できるでしょうか?
発言者が追い打ちで過去ログからそれらしい発言根拠を提出してきた場合は?

市民に黒出しはその該当市民目線で嘘だと確定しますので反論はまだ出来るでしょう。
しかしほぼ事実の中に1ヵ所だけ虚偽を混ぜる・・・・
これを覆す方法。人狼においては「単体精査」しかないと私は考えています。
それほどまでに厄介な嘘なのです。

この手の嘘で得られる人狼側のメリット

この嘘で一番えげつないのは「論点がすり替わる」事です。

冷静に考えてみましょう。
2-1進行+狩人2COで片の狩人方が噛まれた。
普通は残った狩人を吊って、夜に進行が噛まれることを予測した上で翌日の占い位置やグレー精査を行います。

しかしここで占い狼推理がそれっぽく提出された。

村の議論は
①発言者は人外なのか?勘違いした市民なのか?
②占い狼だとしたらどちらが狼なのか?
③狩人に狂人なら狼はどっちが真かわかっていない可能性がある!残った狩人は真なのか??

こういう話に誘導されます。

グレー精査が甘くなるのです。

いうなれば狼からしたら付き得な嘘になりますね。

さらにさらに踏み込んでアドバイス

狼からすれば懸念材料もあります。
そんな変な内訳を言うなんてあなた人外じゃない?と疑われて吊られる事です。

そこでアドバイスです。

①過去ログからそれっぽい理由をこじつける事。
②なんで違うって言い切れるの?私は根拠を出してるじゃない・・・・
 貴方、そう見られたら困るんじゃない?
 貴方が人狼じゃないの?
 違うというのなら何故私の推理が間違えているのか説明してよ!!
このように説明責任があるのは疑ってきた人だと明らかにする事。
ちなみに説明責任が疑ってきた人にあるのは事実です。
③進行に疑われないように気を付ける事
 確定白以外からの疑いなら②で有利に立てますが確定白が疑ってきた場合は立場で負けてしまいます。
④進行に疑われないように「進行が忙しい時に発言する事」
例)占い結果を把握している時間
例)吊指定を悩んでいる時間
例)予想外のCOがあったタイミング
等ですね。

最後に

単純な100%嘘をぶつけた場合(市民に黒出し等)は信じるか信じないかの50%にゃ~状態+信じてもらえなかった場合に詰みまで見えます。
50%の勝率で満足ですか?

細かな20%の嘘を5~6個ちりばめてみましょう。
どれか一つでも通れば有利ですし、ウソがばれてようやく信じるか信じないかの50%にゃ~状態です。
一気に勝負を決めに行かずに先ずはジャブを打ってみませんか?

私は嘘つきじゃありません。

私は嘘つきじゃありません!!(大事な事なので2回ry


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