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「のぞく」と「見る」

…最初に書いておきますが、卑猥な記事
じゃないですからね!!!。

これは
「デジカメ」で「モニターを見ての撮影」と「フィルムカメラ」での「ファインダーを覗きながらの撮影」の違いについての考察
です。
そして主に、撮影者がどう感じているのかについて、少し掘り下げています。

妙な感覚に気付いたのは最近の事です。
同じようなカメラを使ってるのに、体の動きが鈍く感じられる事に気付きました。

モニター撮影の方が、ファインダー撮影よりも体の動きがぎこちない。
構図決めでも、ピント合わせでもそう。
…何かが変!。

数種類のカメラをとっかえひっかえしてみます。
コンデジやミラーレス…レンズも交換しながら、縦位置や横位置にしてシャッターを切ってみる。

…すると「ん?」と気付いた事があります。
「…なんか、体が強張って無い?」
…そうなんです。
モニターでの撮影は、四肢と体幹にかなりの負荷をかけていたんです。

まずカメラを握る手は、滑り落とさないようにガッチリとカメラをホールドします。
そして腕は、カメラの重量を支える為に、これも重力に逆らう形…持ち上げる形になります。

体幹は腕の負荷をこれも支える形になります。
腹筋と背筋を使って。
そしてそれをまた支える足腰は、手振れを警戒することで膝を少し曲げて、クッションのように使います。

しかも腕は肩の関節を支点にしての回転運動で、上半身は腰を支点にしての緩やかな回転運動。
接地している足底に重さを伝えるには、上半身を起こす必要があります。

ファインダーを使った場合は目(の周囲の顔面の一部)を固定に使うので、左右の腕と顔での三点支持になります。
この姿勢をとると、自然と背が伸び、カメラの重量が足底に伝わりやすくなるのです。
故に体全体の力をあまり必要とせず、リラックスしての撮影が可能になるというわけです。

対してモニター撮影は、体に負荷をかけながらの撮影になりやすい。
腕を伸ばしながらの姿勢ですから、カメラの重量は重く感じてしまいます。

最近、妙にカメラの重量が気にかかるように感じられていた要因はこれだったのです。
知らずに疲れが溜まるのは、年齢のせいばかりじゃなかったというわけです。

人差し指でズーム出来るコンデジは、その軽さも含め、体を動かさないで済むというメリットが有ったのです。
ズームは構図の微調整には欠かせない機能ですから多用をします。
ミラーレスに単焦点レンズで撮影をしたとき、軽快が売りなはずなのに変だな?と思っていたのですが、それほどまでに実は動きたく無かったという理由があったと気がつきました。

電動ズームレンズを着けると、妙に楽だったのもこれが理由でした。
ホールドを極力崩したく無かったのですね。
ファインダー撮影なら、右手と顔でホールド出来るから、ズームリングを回す作業はあまり苦じゃ無かったというわけです。

しかしながら、ファインダーを使っての撮影は、私には目への負荷が多いのでしたくはありません。
これからもモニター撮影になりますが…理由が解明された事で、機材選びもミスらないで済むでしょう。

…しかし意外な理由でした。



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