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シン・初めてのカメラ。

…以前の記事で、初めて買ったカメラは「PETRI FTE」だと書きました。
シャッター優先AUTOのカメラです。

しかし思い起こせば、カメラをひとつ買っていました。
それは何故かスーパーに売っていて、扱いとしては玩具に近いものだったと思います。

126サイズという、今は無き規格のフィルムを使用していました。
あの110フィルムの、お兄ちゃん的存在です。
カートリッジをカチャッ、と嵌め込むだけの簡便さだったから、もっと普及して良かった気がしますが、惜しむらくは正方形のフォーマットは、日本人にはあまり馴染まなかったようです。

このカメラを買って、最初に「?」と思ったこと。
「これ、どうやってストロボ付けるの?」

…ホットシューらしき場所は有るんです。
ただ、凸型の小さな接点が並んで二つある。
普通のカメラのシューとはまったく違う。

それでこれも以前書いた、頑としてA-1を買い取ってくれなかったカメラ店に持って聞いてみますと「これはストロボは着かないよ」と言う。
曰くこれは「フラッシュバルブキューブ用の接点」なのだそうです。

フラッシュって…あの豆電球みたいのが爆発して(?)光るヤツ?。
こんな小さいカメラに、あんな大きな傘を着けなきゃいけないの?と驚愕しました。

結局、フラッシュは諦めたのです。
しかしそれ以外にも不思議なカメラで、確か「シャッターチャージ」というのがなくて、いくらでも多重露光が出来てしまう、とか。
これでジイちゃんと犬を合成したりww。
雑なカメラだったな。

それでも妙に楽しくて。
コンパクトカメラ好きとか、スクエアフォーマットが好きとかは、きっとこの頃からそうなのですね。

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