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沼の畔で

何度も書いてるけど、超広角レンズは大好きなので、おおよそ処分は出来ない。
フォーマットサイズは大きければそれだけ良い、というのも超広角の特長。
出来ればフルサイズが欲しい。
どうしても画像周辺の状態を考えると、APSサイズが心許なく感じられるときがあるのだ。

一方で、日常記録的に写している写真は、フォーマットに全く拘りが無い。
被写体によっては拘りも出るが、それが決定的かといえば、そうでもない。
むしろ焦点距離のレンジが広いとか、ボディが持ち運びに楽であるかと言った方が重要だ。
つまり「スマホからフルサイズまで」何だって構わない。

焦点距離と被写体との間には、相関性と言うものが存在している。
それに伴う形で、センサーサイズも変化する。
また、どのように見せるかという部分も含めれば、また縛りも変わってくるのだ。

これをしっかりと把握しておかないと、フラフラと迷い続けることになる。
自分の場合、スナップの場合にまず大事なのは「イメージを記録すること」だから、それに対応できる機材を用意しなければならない。
広角レンズ一本をボディにつけ、街を横切るように写すというのは、自分の撮影法では無い。
立ち止まって、一瞬考えて、フレーミングを決定してからレリーズする。
頭の中のイメージを記録するため、それが可能な機材がいる。
高倍率コンデジというのは、そのための道具であり、比類ないモノなのだ。

超広角は、広い場所での光景を、ひとまとめにして提供するのに必要。
望遠ズームは、遠めの花を撮るために必要で、マクロレンズの代用品では無い。
広角から中望遠までカバーする標準ズームは、歩きながら変わりゆく風景を、緻密に記録するのに最適だ。
未知の場所を歩くときには、これを持ち出せば間違いがない。

欲を言えば、これに高級コンデジがあれば良い。
理由は、機材をとにかくシンプルで軽量にしたいときでも、適度に画質が欲しいときだ。
鉄道旅行等がこれにあたる。
…RX100が欲しい、な?。

とにかく、これから先は「沼」を上手に泳がなきゃいけない。
時折どうしようもなく、撮影行為が疲れてしまうこともあるが…そんなときには沼の畔に座って考えに沈んでいたい。
またきっと、カメラを手にするのだろうけれど。





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