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【季節の楽しみ#20】新味噌を食す(9・10月)

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新酒、新米、新ジャガのように、味噌にも新物があるらしい。このことを(お恥ずかしながら)自家製味噌を仕込んでみて初めて知ったのだけど、考えてみれば当たり前か。。

本当は1〜3月頃に仕込んで新物は9・10月頃とのことだが、ぼくの場合は9月に仕込んじゃったので、頃合い的には2・3月が新物になるはずだ!多分!ということで、コチラの記事で仕込んだものを食していく。


開封の儀

土間の奥底に封印しておいた、味噌の瓶を開けていく。

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おぉー。ドキドキするね。
本当は「天地返し」っていうのを3ヶ月経ったあたりでしたした方がイイらしいのだが、思いっきり忘れちまったぜ!
というわけで、この瓶を開けるのは6ヶ月ぶりくらいだ。

そーっと開けていく。

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おぉーーー!!!

きもーち色が茶色っぽくなっている気がする。香りはうーん…あんまりしない。味噌っぽいような…そうでないような。とりあえず臭くはないからホッとした。


実食の儀

片手鍋に豆腐、ちくわ、顆粒だしを入れ火にかける。沸騰したら火を止めて、味噌を溶きいれてみる。

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大豆の潰しが甘かったためかめっちゃ粒々が残るけども、なんか昔のばあちゃん家でもそんな感じだったなーと懐かしくなった。
最後に乾燥わかめちゃんを入れてほどよく増えたところで、恐る恐る飲んでみると………

おぉ。。味噌汁だわ。


ふりかえりの儀

ややしょっぱめだけど、普通の味噌だった。というなんともぼんやりした結果になったが、よーく考えてみるとこれってとってもステキなことのような気がする。約3kgも味噌ができたので、今後は熟成させつつ味の変化をみていきたい。
ぼくとしてはつくるのが大変だったから、ちゃんと味噌ができてよかった。鍋とか煮物とか味噌カツなんかもつくってみたいなーと思う。
昔の方々の知恵、ほんとスゴいね。

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100円→今日のコーヒーを買う。 500円→1時間仕事を休んで何か書く。 1,000円→もの書きへの転職をマジで考える。