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vol.14 Apeel Sciences

本日はApeel Sciencesの調達記事に出ている"plant derived"を取り上げたいと思います。

Apeel Sciences develops plant-derived shelf life extension technology for fresh produce that improves quality and reduces food waste. It provides a plant-derived refrigeration solution to combat the waste of fruits and vegetables throughout almost every step of the supply chain from packer to retailer and to consumers at home.

”plant derived”は訳すと”植物由来”と言う意味で、最近見かけることが多いです。

プラスチック容器は、環境を破壊するものの代名詞として槍玉に上げられることが多いですが、”植物由来”と言う表現はプラスチックの様な”石油製品ではない商品”としてアピールする際に使われているかもしれません。

The words 'plant derived' or 'naturally derived' simply mean that the ingredient started out as a whole plant. However, it doesn't account for how the plant is processed before it reaches its final form. (引用元

上記の引用文でもありますが、植物由来の商品でも化学的な操作を途中の過程で合成している場合であっても、”植物由来”と書くことはできるみたいなので、必ずしも安全ではない可能性もありそうです。

同社の植物由来のコーティング剤を利用すると、果物や野菜の賞味期限を2〜3倍に延ばすことができ、冷蔵する必要がなくなるそうです。

また同社のマークが付いている果物や野菜は、安全性を求めるお客様からは高く評価されていて、購入される率も他の物と比べて高いと言うデータもあります。

人々はますます安全な食べ物を求めるでしょうから、今後もさらにApeel Scienceの事業は拡大していきそうです。

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◉会社名(設立年/拠点)
Apeel Technology Inc.(2012年/ウエストコースト)

◉創業者
James Rogers

◉サービス名
Apeel Sciences

◉サービス内容
生鮮食品の品質を向上させ、食品廃棄物を削減する植物由来の賞味期限延長技術を開発。パッカーから小売店、そして家庭の消費者に至るまでのサプライチェーンのほぼすべての段階で、果物や野菜の廃棄物に対抗するための植物由来の冷凍ソリューションを提供。同社の植物由来のコーティング剤を利用すると、果物や野菜の賞味期限を2〜3倍に延ばすことができ、冷蔵する必要がなくなる。

◉実績
食品廃棄率を減らせる家庭や小売店で廃棄される果物2000万個を削減する計画が順調に進んでいる

◉ステージ
シリーズD

◉資金調達額
今回の資金調達学:2億5000万ドル
調達総額:3億6010万ドル
バリエーション:10億ドル

◉調達元(太字がリード)
GIC 、Viking Global Investors、 Upfront Ventures, Tao Capital Partners and Rock Creek Group、
Oprah Winfrey and Katy Perry、Santa Barbara

◉分類
Advanced Materials、Agriculture、AgTech、Biotechnology
Food Processing、Waste Management

◉ニュースソース
https://news.crunchbase.com/news/new-250m-round-helps-apeel-sciences-make-saving-food-more-appealing/




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