見出し画像

Hour Oneの衝撃

キャプチャーの画像を見て欲しい。これらは全て実在する人間だが、Hour Oneの技術を用いて作られたデジタルキャラクターである。

限りなく人間に近い、アンドロイドやロボットに見られる”不気味の谷現象”はもはや存在しない。それは当たり前だ。元が人間なのだから違和感は感じるはずがない。

今日はこの記事を読んで衝撃を受けた。

TCのインタビューに答えているHourOneのビジネス戦略をリードするナタリー・モンビオ氏によると、「基本的にどんな人間であっても、その人の実物そっくりのレプリカである合成キャラクターに変身させる」ことが出来る。

偽物ではない。本当に本人の様に見え、第三者が指示したように振る舞うのだ。

つまり、写真を手に入れるだけかどうかは不明だが、全く自分の知らないところで、自分の顔をした合成キャラクターが何か問題を起こしている可能性があるかもしれない。まさにDeep Fakeの世界が迫ってきている。

しかも簡単に作成が出来るのである。詳細は不明だが、その製造工程は同社のWE Bでは以下の4工程で説明がされている。

スクリーンショット 2020-08-18 19.39.21

一応、本人ではないことを証明するために、暗号化技術を使って対処されていて、キャラクターの使用と権利が保護されているので、誰でも動画の特定ができて、合成されたキャラクターであるというマークをつけて視聴者に通知をする事も可能にしている。(という事は通知しなければわからないということでもある)

同社は今後、Eコマース、教育、自動車、通信、企業の各分野の企業と連携しており、業界向けアプリケーションの拡大が期待されていると言う。

+に考えればコロナのタイミングで、便利な機能であるが、一歩使い方を間違えれば大変なことになる。アメリカ大統領選が近い中、悪用されないことを願いたい。

===========================
▶︎会社名:Hour One
▶︎国:-
▶︎創業者:Oren Aharon
▶︎設立:2019年
▶︎サービス名:
▶︎WEB:https://www.hourone.ai/home-old
▶︎サービス概要:実在の人物をベースにした高品質なデジタルキャラクターを作成するための技術を開発
▶︎トラクション:Eコマース、教育、自動車、通信、企業の各分野の企業と連携しており、2020年を通じて業界向けアプリケーションの拡大が期待
▶︎資金調達額:500万ドル
▶︎調達元:Galaxy Interactive (Galaxy EOS VC Fund経由)、Remagine Ventures、Kindred Ventures (Amaranthineも参加)
▶︎ラウンド:seed




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?