スタートアップに必要な”科学的な手段”

本日はMichael Seivel  の”The Scientific Method for Startups"を取り上げる。 

元ネタは以下を参照。

スタートアップの創業者は、インスピレーション、創造性、”仮説を立てる→a/bテストをする→結論を出す→繰り返す”と言う”科学的な手段”と本能の間でバランスを取ることが重要だ。

・インスピレーション:解決すべき課題を見つけるのに役立つ
・創造性:課題に対する解決策を見つけるのに役立つ
・科学的な分析手段: 仮説を立てる→a/bテストをする→結論を出す→繰り返す

科学的な手段には、”ユーザーが日々何をしているのか”と言う既存顧客のデータ分析が必要だ。

また新機能を作ったのなら、すぐに自社で利用している分析ツールに加えなければならない。

その際、創業者や製品担当者だけが分析ツールを使用できる状態にするのではなく、他の社員も利用できる様にしておくべきだ。なぜか。

担当者だけの分析ではユーザーに質問する数が少なくなってしまう。他の社員も積極的にユーザー分析が出来れば、そこからプロダクト担当者に質問を考えることができ、それを受けた担当者はユーザーにテストして、分析をすれば、次にやるべきアクションを決めることが出来る。

社内の誰もが分析ツールを活用し、ユーザーと話することが出来ればインスピレーションを得たり、創造性を発揮したり、常識を打ち破る能力が向上するのだ。

本当に良い会社(従業員)は、データを積極的に活用してに意思決定をしている。”他がやっているから”、”業界の常識はこうだから”と言う固定概念は取り払わらなければならない。

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雑感
弊社の投資先でも、全従業員がユーザーインタビューに携わっているところがある。分析ツールを全社員で共有していると言う話は聞いたことはないが、全社員からアイデアが出ていることで、サービスを全社員で作っていると言う意識は非常に高い。

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