Vol.20 Airtable
本日はユニコーン認定されているAirtableの資金調達記事から、Low-codeとNo-code developmentを取り上げたいと思います。
A low-code/no-code development platform is a visual software development environment that allows citizen developers to drag and drop application components, connect them together and create a mobile or web app.(引用元)
”ローコード開発”(low-code development)とは、プログラミングなどのスキルや知識がなくてもシステムの開発ができる事です。また”ノーコード開発”(no-code development)とは、ITスキルは必要なく、ドラックアンドドロップで素早くシステム開発ができる事を意味します。
わかりやすい違いで言うと、ローコードは少しプログラミングをする必要がありますが、一方のノーコードは全くプログラミングをする必要がありません。
初心者にはノーコードが使いやすいですが、自由なカスタマイズを求める方には外部サービスと連携をしやすいローコードが便利です。
Airtableは元々ノーコード開発が売りでしたが、今回の調達でノーコード製品からローコードソリューションへと移行しています。
具体的にはカスタムアプリケーションを作成するための新しいプラットフォーム「Airtable Apps」、プラットフォーム内の作業を自動化する「Airtable Automations」、ユーザーがより良いコラボレーションができるようにする「Airtable Sync」などの提供を開始しました。
世界的に盛り上がりを見せているノーコード、ローコード開発の市場規模は2022年に2兆円を超えると予想されています。(フォレスターリサーチ社による)
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◉会社名(設立年/拠点)
Formagrid, Inc.(2013年/サンフランシスコ)
◉創業者
Andrew Ofstad, Emmett Nicholas, Howie Liu
◉サービス名
Airtable
◉サービス内容
従来のスプレッドシートとデータベースを融合させたクラウドベースのソフトウェア企業。編集カレンダーの管理から大規模なイベントの企画まで、エンドユーザーが独自のワークフローを作成し、共有する機能を提供。
◉実績
20万以上の組織がAirtableを利用
◉ステージ
シリーズD
◉資金調達額
今回調達額:1億8500万ドル / 評価額25億ドル (シリーズ Dー2020年)
前回調達額:1億ドル /評価額11億ドル (シリーズC ー2018年)
◉調達元(太字がリード)
Thrive Capital 、Benchmark、Coatue、Caffeinated Capital、 CRV
D1 Capital
◉分類
Collaboration、Database、Product Management
SaaS、Software、Task Management
◉ニュースソース
https://news.crunchbase.com/news/airtable-lands-185m-series-d/
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