Vol.6 Finix
本日は金融系のニュースでよく見る”push-to-card payments”を取り上げたいと思います。
push-to-card payments
Sometimes called push payments, digital disbursements or debit card disbursements, the technology allows you to transfer funds immediately to a consumer's bank account through their debit card.
引用元:https://blog.repay.com/push-payments-why-lenders-need-them
push-to-card payments、または単にPush paymentsと呼ばれることが多く、支払い側が受取人のアカウント(QR決済)を指定して、お金を払う(送金)ことができる仕組みのことです。
日本で言えば、PaypayやLINEpayで利用している支払機能、個人間送金、割り勘機能などのことを、まとめてプッシュペイメントと呼んでいます。
本日紹介しているスタートアップは決済処理を自前で運用ができる様になるサービスです。金融機関のディスラプトにも繋がる可能性があるにもかかわらず、同社にいち早くVISAやアメリカンエクスプレスが投資をしているのはさすがです。
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◉会社名(設立年/拠点)
Finix Payments, Inc.(2016年/SF)
◉創業者
Richie Serna, Sean Donovan
◉サービス名
Finix
◉サービス内容
スタートアップ企業がeコマースの決済インフラを自社で運用できる様にする、決済処理インフラSaaSを開発。Finixを利用することで開発にかかる時間やコストの削減や、サードパーティーであるSrtipeやSquare等に支払っていた手数料が、自社の売上にすることができる。
<参考>通常、スタートアップ企業がエンジニアの人材を使って独自にAPIを構築しようとすると、300万ドルから500万ドルの初期費用がかかり、完成までに2~3年かかることがある。
◉実績
Finixの取引量は2019年第2四半期から2020年第2四半期までに4.5倍に増加、
前年同期比で450%以上の成長
◉ステージ
シリーズB
◉資金調達額
総額9600万ドル(シリーズBでは7500万ドル)
◉調達元(太字がリード)
Lightspeed Venture Partners 、 American Express Ventures
Bain Capital Ventures、Insight Partners、Visa、Sequoia Capital、
Inspired Capital Partners
◉分類
Banking、E-Commerce、Financial Services
FinTech、Mobile、Payments
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