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FORSPOKENについて

はじめに

FORSPOKENをやってみて、エンディングまで行きましたので感想書いていきます!
実物を見て欲しいのでなるべく画像は貼らないようにしてます。


大まかなストーリー

ニューヨークにいる主人公がアーシア(異世界)に飛ばされて「カフ」と共に滅びゆくアーシアを救う。
というのが大まかなストーリーです。
異世界アーシアに飛ばされ、元の世界に戻るのを一番の動機として行動する主人公が異世界の人々によって振り回されて結果的に世界を救う手助けをしていきます。

序盤

ニューヨーク編です。
感想。
すごく長い!!
1時間くらいやったんじゃないかな?転生(?)前の重要なパートですが、ちょーーーーーっとかなーーーーーり長いかな!
重要なパートではあるけどもう少し操作ではなくムービーを増やして楽に見れるようにするといいね!👍️
あとニューヨークへの思い入れが無さすぎて元の世界に戻りたいという気持ちがなかなか生まれないような背景の書き方なのが△

中盤

アーシアに飛ばされて困惑しながらもニューヨークに戻るために行動していきます。
ドラゴンに襲われ、世界を崩壊させるブレイクという霧、ブレイクを生み出す正気を失った指導者のタンタたち。特別な力を持つ主人公に世界を救うことを強要するアーシアの人間たち。
そんな人間たちにより苦しめられる主人公。

この世界にはタンタという4人の指導者がいます。
しかし、この4人は正気を失わされています。
そして、タンタたちはブレイクという世界を崩壊させ、生物を狂わせ変質させる霧を出しています。
このタンタたちを倒していくことでブレイクを抑え、カフの封印を解いていくのが中盤の目標です。

終盤

秘密ですがどんでん返しがあり、主人公が世界を救ってハッピーエンドです。
まぁありふれた流れですね。

いい点

・魔法パルクールアクションによる爽快な移動
・軽快かつド派手な魔法による戦闘
・皮肉のきいたカフとのやり取り(好みによる)
・広大なマップを切り開く解放感

いい点はこの4つですね
・魔法パルクールアクションによる爽快な移動
魔法を使ったパルクールアクションが非常に爽快です。
少しの段差なら軽々と飛び越え、世界を縦横無尽に駆け回る様は最高に気持ちいいです!✨

・軽快かつド派手な魔法による戦闘
4種類の属性を持った魔法を使い、弱点をついて攻撃するのは非常に楽しかったです。
また、各魔法もレベルをあげる毎にド派手で強力な魔法になります。育成面の楽しみもありますね!
魔法は各属性で攻撃魔法3種類、支援魔法がたくさんといった感じになります。100種類以上の魔法というふれこみでしたがそんな数はなかったです。

・皮肉のきいたカフとのやり取り(好みによる)
カフと主人公による掛け合いが道中あるのですが、皮肉のきいたやり取りが癖になりました。
優しいやり取りやイチャイチャしたやり取りが好きなひとには辛いかもしれませんが、個人的には節々に出る信頼感が心地よかったです。

・広大なマップを切り開く解放感
マップがとにかく広い!まだ見ぬ敵や変異体という強敵が道中に配置されておりそれらとの戦闘も楽しいです。
また、ロード時間がかなり短いのでファストトラベルによる移動も気がねなく行うことができます。


悪かった点

・ストーリーがつまらない、急展開すぎる
・NPCがみんなモブ顔&都合がよすぎる
・ご褒美が物足りない
・宣伝が悪かった

・ストーリーがつまらない、急展開すぎる
最後に一気にストーリーが進みます。説明が少なく、ストーリー以外のダンジョンなどをやっていなければ絶対ついていけません。(ダンジョン内の過去の話があるのですが、それを見ていなければ意味が分からないと思います)
また、後述のキャラクターの魅力にも繋がるのですが主人公を頼るだけのNPCたち、アーカイブを読んでもらうこと前提のストーリー進行、チグハグなストーリーの進め方、主人公の心情の表現不足など良くない点が目に余ります。スクエニの悪いところですな。

・NPCがみんなモブ顔&都合がよすぎる
分かりやすく言うと、キャラが立っていません。
みんなモブ顔で特徴も全然立っていないだけならまだしも、深掘りも無いので魅力は皆無と言ってもいいでしょう。
また、大変都合がいいです。
実際に苦しい状況ならこうするだろう、というのは分かりますがそれにしても主人公に頼りすぎです。そして主人公を助けようという意思が感じられません。
頼るだけ頼って、成功すれば宴、歓迎。失敗すれば罵倒、追放。そりゃあ主人公も世界を助ける気持ちが無くなりますよ…とっととニューヨーク帰りてえわ

・ご褒美が足りない
RPGゲーやオープンワールドゲーの魅力はなんでしょう?
私は探索して宝箱を見つけた時の喜びも大きな魅力だと思います。
「ダンジョンの奥深くで伝説の装備を手に入れた」
「苦労してボスを倒し強力な魔法を手に入れる」
みたいな感じですね。

FORSPOKENではそういった感動はありませんでした。
ダンジョンでマントやネイルなどの装備は手に入れられます。しかし、唯一無二性はありません。「見た目変えられてやったー」くらいのものです。
また、マップ内に落ちている宝箱もよくありません。
基本的には、石や草が入っています。
装備の強化素材ですね。
必要なものではあるのですが、終盤になればなるほどそこら辺で拾えます。宝箱にすら入っていないものを宝箱に入れても…ねえ?どう喜べと?
そのため、序盤はこまめに集めていたとしても終盤の宝箱は移動中にあったら開けておく。くらいのものに成り下がります。
こういったご褒美要素は探索を楽しくさせるための必須要素だと思うのでとても残念です。

・宣伝が悪かった
「これまでに無いような超美麗グラフィック」
「100種類に及ぶ多彩な魔法」
誇大広告ですね。
まず、グラフィック。
綺麗ではあります。魔法の演出もかなり良いです。
しかし、美麗グラフィックにするならばステージにも凝るべきだと思いました。
草原や平原が基本的に続くため、目新しさは失われていきます。雪原や砂漠などRPGらしいステージ(もとい見た目が変わるステージ)があっても良かったのではないでしょうか?
魔法については実数ならあります。
しかし、レベルが違うだけの魔法や移動魔法など実際に戦闘で使う際にはかなり少なく感じます。

総じて、宣伝の仕方が悪く無駄に期待感を高める形になっています。


総評

点数としては60点といったところでしょうか…
もちろん楽しかったです。そして爽快感も確かにありました。アクション面だけ見れば85点くらいですね。
しかし、RPGとしてはつまらなかったです。
ストーリーは先が読めるような内容。
キャラクターは深掘りもなく、浅く、自分勝手なやつばかり。
宝箱には宝が入っておらずゴミばかり。
グラフィックもステージに活かせず探索の喜びが薄まっています。
他人にオススメはしたいのですが、手放しにオススメはできませんね。面白いゲームではあるのですが、注意点をしっかり分かった上で注意して遊ぶべきゲームだと思いました。

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