夢創作が好きなあなたへ


私にとって、夢創作は可能性の場です。
恋愛でも友情でも殺意でも嫌悪でも無関心でも、夢創作ではキャラに対するどんな感情でも自由に創造することができる。この世界では想像の翼が羽ばたくまま、どんな関係性でも思いのまま夢見ることが可能なのです。 
それがもうすっごく楽しい。子どもの頃、本や漫画の世界の中で、登場人物たちと一緒に冒険をする想像で遊んだ時の無邪気な気持ち。それが「夢創作」という形で他人と共有できることを知った時の喜びと興奮は忘れられません。
仲間がいる、そして自分の夢を叶えるための手段があると知った時は本当に嬉しかったなー!

どうしてこんな「夢創作ってたのしー!」みたいなことを書きはじめたのかというと、なんというか、夢創作が好きな人にもっと楽に生きてほしいなと思ったからです。
夢創作は他の二次創作と何も変わらない、原作に対する書き手の想いを表現するための手段のひとつです。別に他の二次創作より厳重に隠れる必要なんてないし、夢が好きなことを恥ずかしがらなくてもいい。
…とはいっても、夢創作は性質上書き手の感情がより直接的に反映される傾向にあるので、照れちゃう気持ちはわかるんですけどね!
夢とか関係なく、オブラートに包まれない生身の感情を曝け出すのはどきどきします。でも、決して「恥ずべきもの」ではない。
卑下しなくていいし、その卑下は誰かの夢創作を乏しめることにも繋がります。それはすごく悲しいし、何より自分の好きなものをちゃんと「好きだ」と認められないのはとても窮屈なことです。

正直にいうと、私自身もかつてはそういう自虐をして、ずっと隠れて生きていました。もし他人に夢が好きなことを笑われても「そうだよね、これ恥ずかしいよね」と逃げられるように。
その生き方は楽でしたが、やっぱりずっと好きなものを好きだといっちゃ悪いのか?というモヤモヤがあった。
そんなある日、Twitterで、夢が好きだということを隠さず、それを全力で肯定する人々に出会います。その方たちに影響を受け、私は自分で夢創作を肯定できるようになりました。
それからは他人に何を言われようが私はこれが好きだ!好きなものを書くぞ!という気持ちでいられてハッピーです!
何かの勧誘みたいになってしまいましたが、私がこんな文章を書いているのも、誰かの好きの気持ちを肯定したいと思うからです。かつての自分がそうしてもらって自由になれたみたいに。


夢創作は祈りです。こんな世界が見たいというあなたの祈りで、私の願いで、誰かの夢。その夢を否定できるのはそれを信じる自分だけで、他人が笑おうが何を言おうが関係ないのです。
あなたが信じる限りそこに物語は存在します。自虐なんていらないし、遠慮だってお呼びじゃない。さあ自由に夢を見よう!どんな設定だって構わない、中二病とかメアリースーとか知るか〜!ここはワテの箱庭じゃーい!

少なくともここに一人、あなたの夢を愛する心を、全力で肯定している誰かがいることを覚えていてもらえたら嬉しいです。


あなたが自由な心で夢見た創作を、私もどこかで覗けますように!

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