FF14漆黒のヴィランズ感想

 漆黒のヴィランズ、本当によかったな…。良かったところを上げたらきりがないパッチだった。
 まずトレーラーが良かった。自分は紅蓮から FF14を始めたので、リアルタイムで次パッチのトレーラーを見たのは漆黒が初めてだったのだけど、あれを見た時の興奮は本当に忘れられない。身体を引きずるように歩くヒロシ、それを煽るグレムリンの印象的な台詞。というかトレーラーに台詞がついてるところにうわーっ!なんか違う!とワクワクしたのを憶えている。暁みんなのシーンもバチバチに決まっていて、「マトーヤ」と呼ばれるヤシュトラや「ミンフィリア」と呼ばれる少女で何それ?!どういうこと?!とこちらに気になるフックを与えてきたのがニクい。そして美しい罪喰いにヒロシがこれまでのトレーラージョブで立ち向かうけれど打ち倒されるところは、今思うと漆黒らしさが詰まってると思う。これまでの旅路すべてで強大なものに挑むという構図だし。初見当時はジョブチェンジ概念で戦ってるところにとにかく興奮していた(ゲームシステムがシナリオや演出に使われるの大好きオタク)。そして最後、「闇の戦士になるのだ!」で暗黒騎士を提示されたとき、画面の前でひとりすんごい叫んでしまったことを覚えている。暗黒騎士が好きなので次のメインジョブに選ばれてうれしいという気持ちと、「大衆に背を向けてでも、己が守ると決めたものを守る」というジョブである暗黒騎士がメインに据えられる+「闇の戦士(自分たちの世界を救うために、原初世界に侵攻してきたアルバートら)になる」というキーワードがそろっちゃったら、つまり漆黒って…自分たちのエゴで世界を守り世界を滅ぼす話ってこと…?!それは最高ですけども?!という気持ちでめちゃめちゃになっていた。改めて文字にするとほんとにそういう話だったのでびっくりしている。真正面から自分のエゴで世界を守り、真正面でいつかの世界を滅ぼした。その終わりが悲しいだけのものにならなかったのはエメトセルクのおかげだよ。託してくれてありがとう。ずっと覚えている。

 風景、街並みが良かった。第一世界を旅し、はじめてそれぞれの場所に訪れた時の「初めて見る異世界だけど、なんだか見覚えがある気がする」感の絶妙さがすごすぎる。新しい世界へ足を踏み入れるワクワク感を無くさないまま、なんかちょっと原初世界のあの辺に似てる…!と思わせるの、すごくないか?すごいよ…。そういう場所がある一方で「全然見たことのない場所」のパワーもすごくて、イル・メグのかわいらしさと歪さ(不気味さ)の塩梅が大好き。街並みならモルド・スークかなー。クリスタリウムの美しさと親しみも超大好きで暇だとぼんやり回ってしまうのだけど、モルド・スークのあの…見るからに廃墟と砂の中、ものすごく逞しいスカベンジャーたちがイッヒッヒと笑いながら元気に生きてる感じがとにかく好きです。FF14 は街の空気をつくるのがすごく上手だなあと思います。

 ダンジョンが良かった。ID 内のデザインも演出もとにかく…とにかく最高だった…!殺戮郷村ホルミンスターの衝撃よ。ホルミンスターが最高なのは、終始明るくて牧歌的な村の風景の中罪喰いたちに食い荒らされた人や家畜の死体が転がり、それらがまた罪喰いに転じ我々を襲う…という第一世界の惨状を、初手全力で叩きつけてきたところ。テスリーンがもうここで出てくるのもびっくりしたけど、「罪喰いに襲われ、罪喰いに転じる」というサイクルの象徴がこの IDだからここで出てくるのは当然だったんだなー、と今書きながら思いました。
 そしてアーモロート…。地点名にナレーションを合わせるの、長い間やってきて、まだ新しい発想があるのか…!と震えた。アーモロートはもう何よりエメトセルクの語りで行く滅びゆく世界が本当に美しくて…!崩れ落ちるがれきの山、地を舐める炎、人々の恐怖によって生み出された異形の獣たち、宙から星が堕ち燃え尽きる様を見せつけられる最後の一本道…。星の終わりの残酷さと美しさと壮大さが視覚から詰め込まれ聴覚から情緒を揺さぶられる、個人的な過去最高の ID のひとつです。シルクス・ツイニングと漆黒決戦も過去最高の ID のひとつなので、漆黒、最高が多すぎる。
 シルクス・ツイニングの何が最高なのかはもう語るまでもない感じがしますが、やっぱりね、ある未来がたどり着いた場所、かなえた奇跡を、あんな最高の音と最高のボスで表現されちゃったら、泣くって…。漆黒決戦は漆黒実質最後のID、集大成として完璧でした。プレイリストで「すべての道が至る場所」って見えた瞬間涙ぐむ。漆黒のストーリー自体が新生、蒼天、紅蓮の道が至った場所だから、最後のID でも漆黒で歩んだ道ぜんぶが集結してその先へ後押ししてくれるの、良すぎるよ。大好きです。
 ホルミンスターもアーモロートもシルクス・ツイニングも漆黒決戦も、全部ただのダンジョンじゃなくて、その場所にストーリーが詰め込まれていたのがすっごく良かった。ゲーム体験としてこれ以上ないものをもらえた。シナリオだけが面白いのではなく、ゲームの要素すべてでシナリオを盛り上げて「体験」にしてくれるの、最高だよ〜。

 音楽が良かった。ボス曲がとにかくかっこよくて、あの音楽と共に大罪喰いたちの最高のデザインが出てくるたびにテンションがぶち上がった。ID 最高だしフィールド曲も最高だし討滅戦も最高だし音楽の力ってスゲー!音楽に詳しくなくて細かいすごさを言語化できないのが口惜しい。
 個人的に一番やばかったのがテンペスト深部幻想のアーモロートに入った時です。とても静かでやさしく、穏やかでどこかさみしいメロディーと一緒に時計の針の音がした時、誇張なく目頭が熱くなって立ち止まって、しばらく動けなかった。こんな場所は知らないし、来たことないし、メロディーだって聞いたことないのに、なんでか懐かしくてさみしくて泣けた。自分はとても涙もろいんだけど、それにしたって新しいフィールドに立ち入った瞬間に泣けてくることはなかったので、すごく記憶に残っている。2 年経ってもまだアーモロートをホーム設定してるのは、あの静かな場所で音を聞いていたいから。

 キャラクターが良かった。メインキャラ以外も、なんかもう出てくる人たちみんなよかった。第一世界ならではの文化を知ったり、滅びゆく直前の世界だからこその嘆きや諦念や足掻きに触れたりして、みんなのことを知っていくのが楽しかった。名もなき善き人々概念がたくさんあって、未来の原初世界の人々や、タロースを起動させる時の集まりや、舞台上で最も哀れな役者の時にやさしく声をかけて闇の戦士を気遣ってくれるクリスタリウムの人々が大好き。メインキャラではないからこそ、どこにでもいる人々の輝きを体現して世界を彩ってくれたと思う。

もちろんメインキャラもよかったので、その話もする。

アルフィノ:
手痛い失敗から多くのことを学んだ彼が、それ故の視点でヴァウスリーやユールモアの人々と向き合い、だからこそ彼らの歩みを後押しできたの、成長がすごいよ〜。理想ばかりを追っていたアルフィノが、現実と向き合い悩みながら、それでも理想を追いたいし、追うことは間違いじゃないはずだと前を向く姿を前にすると、その理想を実現するためのささやかな一助になりたい…と思わずにいられない。新生の頃は少年っ気が薄くて賢しい大人のように振舞う子だなと思っていたけど、ここ漆黒に至っては少年らしい夢と理想と熱さを胸に現実に立ち向かっていくのがすごい。少年みは増してるのに昔よりずっと成長したなあ…!と思えるのは、彼がそれだけ今現実をしっかり見据えていることの証左なのだと思う。

アリゼー:
彼女は昔から等身大で現実に真正面からぶつかってた熱い女の子だったけど、世界を旅するほど輝きがとどまるところを知らない。厳しい環境であるほどに彼女のタフさと純粋さが映えるので、アムアレーンを駆けずり回るアリゼーは本当にかっこよかった。ユールモアという都市の人々の意識を変えようと声を上げたアルフィノとは対照的に、アリゼーはテスリーンやヒュルルク、ガブといった個人に対することが多いのが双子の個性出ててすごく良いと思う。カプのテンパード化が治り、そのことが蛮族たちとの融和の一助になり、巡り巡っていつか兄が夢見た組織へとつながっていくのも素敵だし、アリゼーが報われて本当に良かった。彼女が全力でヒカセンを憧れとして迫ってきてくれるのを感じるたびに、この子に相応しい英雄でありたいと思う。

ヤシュトラ:
すっかり肝っ玉母さんみたいな貫禄が出てらっしゃるな…!ヤシュトラさんって賢人としての印象が強くて、最初から世話を焼いてくれる感じのキャラではなかったと思うのだけど、暁の中で一番ブレがなくてしっかりしてて頼りになるからこそそういう立ち位置に自然となった感じが面白いな。別に他人を遠ざける人ではなかったと思うけと、漆黒で明確に「頼りになる姐さん」として確立したなーと思う。世界終末の危機の中、リーダーとしてこれだけ頼りになる人もなかなかいないので(アルフィノとかとは違う方向性のリーダーで面白い)、夜の民から信頼されていたのはすごくわかるし、そのうえでシュトラ姐さんがいなくても自分たちの足で頑張っていくよ、と彼らが見送ってくれたのがすごく良かった。シュトラ姐さん自身がそういう人だし、そんな彼女を心から尊敬しているから夜の民もそういう風に頑張っていくの、素敵だ。

サンクレッド:
メインストーリーで「人生」を歩んでいる人その1。サンクレッドの遍歴、すごく劇的なのに生々しくて、人生としか言いようがない。物語のキャラクターって多かれ少なかれそのキャラの大まかな人生が設定されてて、その通りになったりならなかったりしながら進んでいくし、サンクレッドもそうなんだけど、FF14の運営時間の長さとか紆余曲折さを物凄く顕著に反映する立ち位置なせいかその軌道がすごいことになってて、それがなんか本当の人生のようなドライブ感を生んでいる。思いがけないところで思いがけないものにぶつかって変わり続けていくからそう感じるのかもしれないなあ。新生のサンクレッドを見て今のサンクレッドを予想できる人、いないっすよ…。蒼天の時のミンフィリアとのお別れ、サンクレッド的に納得できたのかなあとぼんやり思っていたので、漆黒で本当の本当に心からのさようならとありがとうが出来て良かったな〜〜〜!!と感無量でした。リーンに対して不器用で言葉の足りないお父さん挙動してたけど、思えば昔からミンフィリアに対してもそうだったな。妹と娘に正面から向き合ってまた深みの増したサンクレッドが、これからどういう人生を歩んでいくのか、すごく楽しみです。

ウリエンジェ:
メインストーリーで「人生」を歩んでいる人その2。元々自分の世界が強くあって、その中から周囲に対して不器用にコミュニケーションを取っている人だったのが、彼自身の世界が広がり他人に寄り添い言葉を尽くすことを意識した結果、ものすごく面白くて繊細でやさしい人なのがわかりやすく外に現れてきたように感じる。ムーンブリダさんは彼のこういうところをよく知ってたし大好きだったんだろうな。私も好きだ。アムアレーンでリーン(その時はまだミンフィリアだったな)に対して真摯に言葉を尽くすシーンは、彼が傷や葛藤、後悔を抱えながら今生きている大人としてリーンに向き合っていて、声音ににじみ出る情も相まってとても胸に来る。そしてとても情のある一方で、「世界のために犠牲となる一」を呑み込む現実性と覚悟がある人なのが味だよな〜この人は。ミンフィリアの時も、今回の水晶公の計画共犯者となった時もつらい立ち位置だった。ミンフィリアのことをひとりですごく背負っていたので、水晶公が死ななくて本当によかった。これ以上彼の心が傷つかないことを願っている。

リーン:
滅びゆく世界における生贄の巫女が、世界を閉ざされて育ちながら、それでも差し伸べられた手を取って外の世界へ飛び出したことを考えるだけで君はすごい…!となってしまう。旅をして世界を知って、自我の在り方や力の使い道についてすごく悩んで、その上で出した彼女だけの結論がミンフィリアにも喜びとともに受け入れられて本当によかった。狭い世界で育てられた幼い子がそんな決断を下せたことに敬意を払いたいし、彼女を支えた大人たちの不器用さと愛を信じてくれてありがとう。彼女がガイアと共に新生していく第一世界を旅していく未来、すごく輝いているので、それも暁が世界を救う理由になる。

水晶公/グ・ラハ・ティア:
大切な人の物語の続きを夢見た青年が積み上げた旅路を思うと心が震える。
5.3 が来る直前は「水晶公が報われないのは嫌だ、頑張ってきた人が報われないのは嫌だ、私はあの人と冒険をするんだ」とずっとわめいていたけど、それ以上のものが待っててべたべそに泣いてしまった。これは勝手な想像なんですけど、個人的に水晶公って第一世界を救うのはヒカセンであり、自分がやっているのはそのための準備でありその後のための準備だと考えていた印象があって。いつかの未来の人々が夢見た希望の灯火を繋ぐという決意と、憧れたあの人の命を救うという希望と、終わりかけた第一世界でそれでも戦い続けようとする人々の手助けをしたいという気持ちであの綺麗でどこか痛みを感じるクリスタルの身体は編まれていたけど、本人は自分が英雄であるという意識は持ってなかった(持とうとしなかった)んじゃないかな。でもさー、クリスタリウムの人々にとって、水晶公はもう疑いなく「間違いなく英雄じゃないですか!希望のそのもの!第一世界のために奔走し最後の砦を守り維持し人々の心と支えとなった「水晶公」という英雄が、その役目を終えて、彼を愛した第一世界で眠りにつけたことが、自分でもびっくりするくらい嬉しかった。そして水晶公としてやるべきことを最後までやり切ったうえで、グ・ラハと暁の新人として肩を並べ、一緒に冒険が出来ること以上の喜びってない。思い出しながら目頭が熱くなっている。本当に良かった。
ゲームの良さのひとつって、自分のやりたいと思った行動をゲームの世界に反映出来ることだと思っているのだけど、5.3 最後にソウルサイフォンを握りしめてクリスタルタワーまで走るヒカセンのムービー、あれは今私がしたいことだ!私がやりたいことを今ヒカセンが同じ気持ちでやっている!という気持ちで一杯になっていたことを覚えています。あのパート、操作するパートじゃないのにね!
水晶公自身は自分を英雄だと思ってないだろうし、ラハは言わずもがな自分のことをただの冒険者だよ!って照れながら笑うだろうけど。彼に救われた第一世界の人々と、彼が救いたいと 100年願ってたどり着き救ってみせた「わたし」は、彼こそがわたしの、わたしたちのヒーローだと証明できるんだよなあ。ラハにとって光の戦士が「俺の英雄」であるように、光の戦士にとってラハは「わたしの英雄」だよ…。

アルバート:
英雄だった誰かが歩んだいつかの旅路を思うと胸が締め付けられる。
もうねー、第一世界に足を踏み入れた時、知ってる声がその世界のことを語り始めた時の鳥肌ね…!他の誰でもない、君がこの世界を語るのか!っていう。アルバート、何もできないし何も成せなかったし自分たちが世界の終わりの引き金を引いたという罪悪感でぼろぼろなんだけど、それでも生来の「良いヤツ」が所々から顔を出しているの、とにかくむごくて…最高でした…。百年足らずで英雄の伝承はあっという間に大罪人の罪状に変わり果てる残酷さもすごかったけど、そんな醜聞は別に構わなくても、彼らを大切に思ってくれた者たちが、彼らがそう思われていることに傷ついていた/いる姿を見せられたのが特にきました。セトはもちろん、どこかに壁画か何かのクエストがあったよね。かつてのアルバートたちと出会った絵描きの話。たしか人目につかないところにアルバートたちの絵が残ってて、あいつ、ほんとに描いたのかってアルバートが言うやつ。(マジでうろ覚えすぎるから細部が全然違ったらごめんなさい。でも絵描きの話はあったはず)そういうのとか、レイクランドの罪喰い侵攻で、誰にも見えず誰にも触れられないから誰も助けられなくて働哭する姿とか、本当にアルバートはつらい描写が多かった。だからこそ彼がヒカセンを通して今の世界を見て、彼らと一緒にもう一度明るい方を向いて、コルシア島のエレベーターにみんなで一緒に、楽しそうに乗って、新しいエリアのナレーションの声音がだんだん温かくなっていくのがもう…すごい良くて…!!光の戦士が彼のことを知って、彼と一緒に旅をして、第一世界の人々に彼らのことを伝えて、大罪人の物語が光の戦士の物語に紡ぎなおされて…。生きてたアルバートや彼の仲間たちの結末は変わらないんだけど、彼らの旅路の意味が変わってくれたのがうれしい。頑張った人はさあ、ちゃんと報われないとやなんだよ!アルバートがみんなの元に帰れたこと、ヒカセンを通してセトにも言葉を伝えられたこと、本当に良かった。

エリディブス:
あの小さな子の欠けた旅路を思うと途方に暮れる。
彼自身の大切なものがことごとくこぼれ落ちて、その胸にはもう誰かの願いしかなくなった。彼が愛した人々、救いたかった人々の記憶もなく、彼以外のアシエン/同胞もすでに全員いないのに、戦う目的なんてあるわけがない。彼の旅はあそこで終わり。幕を引いてやらなければ、あまりにも辛すぎる。
そんな彼の最後の幕を下ろしたのがいつかの太陽で、その手助けをしたのが偏屈だけど生真面目で情け深いどこかの冥王でよかった。彼らが幕を下ろさなければあの子はずっと迷子で、失ったものにすら気づけないままだっただろうから。

エメトセルク:
彼が歩んだ孤独で遥かな旅路を思うと眩暈がする。
頑張った人は報われないと嫌なのに、我々が今を生きる人間である限り、彼が報われることを選べない。最初から最後まで我々の間には断絶しかないのだけれど、彼は私たちを知ろうとしたし、私たちも彼を知ろうとしたなら、そこには溝だけではない何かが生まれていたはずだと信じたい。結果は「相容れない」だったけれど、古きを生きた彼らのことを何も知らずに打ち倒すのと、彼らの祈りを知ったうえでそれでも今を選んだことには明確な違いがあると思う。「憶えていろ」と彼は言ったが、憶えているためには彼らのことを知っているという前提が必要だ。彼は生真面目で偏屈だから、自分たちの願いの終わりに良い顔なんてしないけど、それでも誰かとよく似た光の戦士が彼らの記憶を抱えていくのは、ハーデスにとってせめてもの手向けであると信じる。懐かしくて新しい出来損ないの輝きが、君たちですら滅びた終末を退けて最後に笑うのを見ててくれ。冥き星の海の果てでいつかまた会おう。


 これを書いているのは2021年12月3日の18時半。もうとっくに新しい冒険への幕は上がってる!最後にこうして漆黒への思いの丈を残せてよかった!

 それじゃあ、暁月のフィナーレ、行ってきます!



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