下部組織出身の2人が復帰!来季の逆襲を目論むリヨン
ヨーロッパのカップ戦を逃した昨シーズン
21/22シーズンのリヨンは、ピーター・ボスを監督に迎えいれ、移籍市場において活発な動きを展開しました。
ヨーロッパのトップレベルでのプレー経験が豊富なボアテングとエメルソン・パルミエリを獲得し、前線にはムサ・デンベレが復帰して、冬にはエンドンベレもトッテナムから復帰しました。
チーム全体としてとても豪華なスカッドが完成して上位争いを繰り広げることが期待されましたが、株主の撤退やジュニーニョSDの退団、勝ち点剥奪とカップ戦からの除外など、内部紛争が絶えず、終いには選手同士の衝突もあって8位止まり。ヨーロッパのカップ戦を逃し、ネガティブな話題ばかりが占めるシーズンとなりました。
ラカゼットに続いて、、、
ネガティブな話題ばかりの昨シーズンでしたが、今シーズンの始まりはポジティブな話題で迎えることができました。
先日、アーセナルからアレクサンドル・ラカゼットの復帰が発表されました。長年リヨンの最前線を支えてきた下部組織出身の人物で、デンベレのよき相談役・手本となってくれることを期待したいです。
さらに、バイエルンに所属するコランタン・トリッソの復帰も現実味を帯びてきました。こちらも下部組織出身の選手で、まだ27歳なのでこれからもう一花咲かせるには十分な年齢でしょう。
リヨンはカーンからU20フランス代表のジョアン・ルプナンと、ベテランGKのレミ・リウを獲得しました。特にルプナンはリーグ・ドゥの「新人賞」を受賞したミッドフィルダーでこれからの活躍に期待が持てる選手です。
マロ・ギュストやカステロ・リュケバなどの若手が台頭した昨シーズンのスカッドに、下部組織出身の2人が復帰し、さらにルーカス・パケタやムサ・デンベレが昨シーズンの好調ぶりを維持できれば上位への返り咲きも不可能なことではありません。
オランダ式のモダンスタイルを信仰するボス監督のもとで、若手と中堅とベテランがどのようなハーモニーを奏でてサッカーをするのか、新シーズンのリヨンのスカッドに注目しながら巻き返しに期待しましょう。
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