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新たなリールの指揮官は、あのパウロ・フォンセカ

オリビエ・レタン会長のコメント

「今日、パウロ・フォンセカがLOSCに到着したことを発表でき、大変うれしく思っています。彼のヨーロッパのトップレベルの経験、プレー哲学、経営感覚は、この新しいコラボレーションと来シーズンを大きな熱意と野心を持って待ち望んでいます。パウロは、我々のスポーツプロジェクトの中心であるプロフェッショナルチームのトップに位置しており、LOSCの目標と挑戦に見合うパフォーマンスに向けて我々のグループをリードするプロフィールとすべての資質を備えていると確信しています。また、私たちが大切にしている価値観、仕事と勝利に対する強い文化を持っています。これらは、パウロがこれまで指導してきたクラブでの成功と同じように、私たちがリーグ戦で前向きな行動力と結果を取り戻すことを可能にするはずです。また、この発表を機に、LOSCに同行するスタッフのティアゴ・レアル、パウロ・モウラン、アントニオ・フェレイラを歓迎したい。リールの人々が彼らを暖かく迎えてくれることを期待しています。」

パウロ・フォンセカ新監督のコメント

「LOSCの新監督になることは、私にとって誇りであり、大変な栄誉です。歴史と実績のあるフランスの偉大なクラブの一員に選ばれたことは、私に大きな責任を与えてくれていると自覚しています。ですから、LOSCでこの冒険を始められることを嬉しく思いますし、スタッフや選手たちと一緒に仕事を始められることに焦りを感じています。そして何よりも、私たちが一丸となって、設定した目標を達成し、クラブとグループを頂点に押し上げることを確実にするために、非常に高いモチベーションと決意を持っています。LOSCの経営陣の信頼に感謝したい。また、この素晴らしいスタジアムでリールのサポーターに会えることを楽しみにしていますし、温かく迎えてくれたことに感謝したいと思います。さあ行こう猛犬(*)たちよ!」
*[Les Douges]=猛犬たち、リールの愛称




2年ぶりの現場復帰

パウロ・フォンセカは一昨シーズンにASローマの監督を解任されてから、約2年ぶりの監督業復帰。

日本においても、とあるアナウンサーの影響でその名が広く知れ渡りました(笑)。

一時期はトッテナムの監督就任の噂が広まっていましたが、今度はフランスで新たな船出を切ることになりました。

ポルトガルのブラガやウクライナのシャフタールなどの名門で、その手腕が評価された監督ですが、リールにおいて待っているのは茨の道のような気がします。

リールは20/21シーズンの優勝に貢献した複数のメンバーがクラブを去ることが決定済みです。ベテランのゼカやブラク・ユルマズに加え、若手のボトマンはイングランドへ向かうことになりました。さらに大黒柱のレナト・サンチェスも退団が濃厚で、ジョナサン・デイビッドに関しても移籍の噂が絶えません。

リールは近年、そういった主力選手を毎シーズンのように失いながらも地道に成功を収め続けてきたクラブで、フォンセカも若手の育成・起用に関しては定評のある監督です。

これから、パウロ・フォンセカ新監督のもとで、どのような新しい選手がどのような形でどのような活躍をするのかを注目です。

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