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昨日びっくりしたこと。身体障害者への配慮について。

 ゴールデンウィークの最中の昨日。

 一昨日はとある、キャンプ場もある広大な公園に、2時間近くかけて行ったのだけど、人がわんさかいてすぐ帰ってきた。結構穴場なスポットで、私が小さい時に行った時は人が全然いない印象だったんだけど。有料キャンプ場ができたからかな。

 広大な駐車場には販売車が沢山いて。私は母の車椅子を押し、わんこを母がリードを短くして歩いているんだけど、全然進めない。

 お弁当を作って、公園の芝生あたりで食べようとしていたが、あまりの人の多さに、車の中で食べた。

 昨日は近くのイオンに買い物に来た。なんてことない日用品の買い物なのだけど、娯楽施設や映画館も入っているので人が多い。

 母が身体障害者ということもあり、契約できるそういう人専用の駐車場に行くためには、Bブロックという所を通らないと行けない。

 そんな中、前の車が満車とデカデカ書かれた看板を無視しBブロックの方を曲がった(Bブロック以外はなぜか空車である)。その後、曲がり角に止まってウィンカーを出したと思えばやめて動き出し、また次の曲がり角で同じことをするのを3回くらいした。

 私はただここをまっすぐ行けば契約駐車場に行ける。幸い、駐車場に入る前に道路からその駐車場が見えるので、空車であることは分かっていた。

 人が凄く多いので早く買い物して帰りたいのに、なかなか前が進まない。

 満車って(しかもBブロックだけ)書いていたのになぜわざわざここを曲がったのかな…。

 そしてついに駐車場に停められた。ここからが問題である。

 まず1つ目。11時過ぎにイオンの中にある蕎麦屋に行った。11時開店だが、昨日は既に満員で並んでいた。

 名前を書いて待っていると、とある夫婦らしき2人が店員に「カウンターでよければ通せますがどうされますか?」と聞かれた。

 旦那らしき人が「いや、嫌ですね」と言ったので、テーブル席が空くまで待つこととなった。

 その人たちが通されたあと、私たちも通された。

 するとさきほどの夫婦の後ろのテーブル席で、それは別に良いのだが、母が車椅子で行こうと思った席の後ろに、旦那が座っていたのだ。

 私たちの通されたテーブル席は壁の近くで、私が座る方はもう後ろは壁だ。しかしその旦那が頑なに椅子をテーブル席側に押さないのだ。

 店員さんもそのままでは母が車椅子のまま入れないことを知り、2人がかりでテーブルを壁側に押してくださった。

 押さないと入れないねと言っている店員さんの声が真後ろで聞こえているはずなのに、その人は椅子を動かさない。そんな、テーブルとくっつくくらい押さないといけないわけではない。

 とにかくその旦那はテーブルと体を離し、座りやすいようにしていたのだろう。

 向かいにいる妻も、全然気にせずそのまま。

 仕方なく店員さんがテーブルを奥に引っ込めてくれたが、正直私が座りづらくなってしまった。

 少しだけこちらを見てくれたらいいのになぁと思った。少し押すだけで違うのになぁと。

 そしてその2人は大声でご飯を食べていて、ちょっとなと思った。コロナ禍ではあるものの、今は緩和されているからいいけど、凄く大声で話して笑っているので、なんだかなぁと思った。

 次に2つ目。これは私だけ経験したこと。スリーコインズに買い物に行った。店内は狭く、人も多いため、母はベンチで待っていた。

 私は店内に入り目的の棚に行きたいのだが、そこに繋がる通路がごった返していたので、少し遠回りしようとした。

 通路には左側の棚を見ている人がいた。その隙間を通ろうとしたら、ベビーカーを押した女性が来たので、その人に先に通ってもらおうと後ろに下がった。

 するとその女性は私が後ろに下がって待っていたのを、私が通らないと思ったのか、先に見ている人の真後ろに立って品物を見始めてしまった。

 仕方なくまた別の通路を通ろうとしたら、今度は若い中学生ぐらいの女の子が、私が通ろうとした時、これまた狭いので少し棚側に前に出てくれたのだが、私が通り過ぎる瞬間に長い髪の毛をかきあげたのだ。

 私は思わず右目にその人の髪の毛が来そうだったので、すぐ避けた。

 怖すぎる。なんで真後ろに来た時にやるの。

 私自身、長いポニーテールをしていたとき、よく何も見ず後ろを振り向いたりすると後ろの人に髪の先が当たることがあった。

 結構これが痛い。なのでびっくりした。

 その後、上の階に行こうとエレベーターに乗ろうとしたとき。

 上の階のボタンを押して、待っていた。なかなか来ない。

 そのフロアにはエレベーターが3つ並んでいた。どれもまだ来ず、同じような階にいたり、下に行くエレベーターもあったので、とりあえず真ん中で待っていたら、左に若いカップルが来た。彼らも上に行くのかボタンを押さず待っていた。

 すると、一番左のエレベーターが開いた。一応こういうのって、先に待っていた人が優先だと思う。これは私だけの常識かもしれないけど。

 しかし彼ら、特に彼氏の方が真っ先に乗ったのだ。え、と中を覗いたら既に人が乗っていた。

 彼女は私たちをただ一瞥し、乗ってしまった。彼らが乗ったのでスペースが埋まり、さっさとエレベーターは行ってしまった。

 今、私は全然知らないカップルのためにボタンを押したのかと思った。私たちの方が前に待っていたのになぁ。

 というか、私の大学のエレベーターには「車椅子の人が優先です」という看板が各階のエレベーターにあるので、それが当たり前だと思っていた。

 しかしそうじゃないらしい。開くエレベーターの前にいた人が乗れるらしい。

 そして帰り。これが一番呆れた。

 帰りにジェラート屋に寄った。以前から気になっていたお店だ。

 もちろん祝日なので混んでいた。そのお店はお店の中に数席食べられる席があるようだった。また、外にも1席あった。

 混んでいたので、私たちは買って車の中で食べようと思っていた。

 購入した後、車に戻ろうとドアを出た。その店は右側に3段ほどの階段と、左にスロープがあった。

 そのスロープに3・4歳の男の子3人を連れた夫婦がいた。

 スロープの入り口の手すりに夫婦と1人がもたれかかり、残り2人はその先のスロープの手すりに体を入れて遊んでいた。スロープから落ちたらかなりの高さである。スロープは結構急なので。

 それなのに危ないよとも言わず夫婦は話しながらジェラートを食べていた。母はその人たちが正直いると通りづらい。私は荷物を車に入れて、母はスロープを通ろうとした。

 母の杖は結構音がする。かかとの高いヒールの音がもう少し乾いたような音だ。コツコツよりカンカンに近い。その音で多分母の存在はわかると思うのだが、母が目の前に来て「すみません」と言うまで動かなかったという。

 夫婦はすみませんと避けたものの、その先のスロープにいる子供に注意はしなかった。

 母曰く、子供は左右にいて、母が通るには難しい。母は足をいつも以上に大きく開いて通るしかなかったという。

 私はその話を聞き驚いた。私が運転席に座ると、1人の子供が運転席のあたりの手すりにもたれていて、なぜかめちゃくちゃ私をガン見した。

 普通なら「なんだろう?」と可愛らしくも思うのだが、ちょっとそうは思えなかった。このくらいの子供でも避ける子は避けるし。

 昨日はかなり疲れた。私は去年から授業がない日があるので、平日は結構人が少なくてよい。
 
 だからか、むしろ土日の休みはあまり外出しなくなった。昨日はゴールデンウィークということもあり、やっぱり出掛けたくなって外に出たのだが、やはり人が多い。

 普通に歩いていればかわせても、車椅子を押しているとそうするのは難しい。全然通れなくて立ち往生することはざらにある。

 なんとか通れそうな時、すごい勢いで赤ちゃんを抱えたお父さんが来て、私の目に赤ちゃんの靴を履いた足が当たりそうになったり。

 相手は速度など気にせず突っ込んで来るので怖い。また、結構ベビーカーを押している人も速度が早いので怖い。

 通路ですれ違える時も、結構スピードを出すのでこちらにぶつかりそうで怖い。

 人は人を気にしないから、怖い。こちらはむしろ自衛のために気にしないと危ない。

 昨日はどっと疲れた。やはり大学生のうちは授業の無い平日の休みに外出しよう。

 特に怖いのは小さな子供である。昨日もどこに親がいるのか分からない小さな男の子が、ちょこまか走り回っていた。

 私の中では、そこで危ないよと言うのが親の役目だと思うのだが、親は私が見ていた時は現れなかった。

 さきほどのジェラート屋の家族もそうだ。母が来る云々の前に、手すりの隙間から落ちることはできそう。手すりは横に鉄の棒が何本かあるだけ。更にその間の隙間は、このくらいの男の子なら横に体を捻れば通れそう。実際その男の子は隙間から顔を横にして車の中の私を覗いていた。それくらいの隙間があるのに親は危ないと言わず、夫婦で和やかにジェラートを食べていた。

 最近、ベビーインカーと書いた車が全速力で走っていくのを見て、命知らずな親だと思った。

 ちゃんとした意味があるのは知っているが、そのわりにスピードを出して追い抜いていくので怖い。子供が乗っているのに、そんなスピードで大丈夫?と思う。事故ったら結構重症だと思う。

 あれは単なる周りに赤ちゃんが乗ってると知らせるだけのものなのかな。自分は赤ちゃんを乗せているという緊張感はないのかな。

 私は車椅子マークを周りに知らせているし、事故ったら母を救出するのは大変だし、気を引き締めている。初心者マークもそうで、私自身が事故らないようにしなきゃと思って運転している。

 他者に「私の車にはこういう人が乗ってるから気をつけてよ」と言うだけのマークかな。だからって自分は猛スピード出してもいいの?って思う。

 私は「子連れ様」とか言って、子連れの人を差別的な目で見る気はさらさらないけど、やはり怖いとは思う。

 子供がいるというのは、この少子化の世の中で素晴らしいことだと思う。けど、結構自分勝手な親がいたりするので、どうしても不快な気分にはなる。

 障害者になんでも優先させろ!と大声で言う気もないが、少し配慮してほしいなとは思う。

 今はイオンの契約駐車場があるからいいけど、それまでは普通に見た目ではなんの問題もなさそうな人達が身障者の駐車場に停めたりして出てくるのを見ているし。

 そうすると、本当に必要な人が停められず困る。それでお店に入れないこともあった。

 人混みは昔から苦手なんだけど、車椅子を押すようになってから苦手ってより怖くなった。

 1人で歩いてたら避けていくけど、車椅子だと無理。目的地になかなか行けず、苦労する。

 けど誰も気にしないから、いつまでもいけない。私たちも気にせず、皆さんに突っ込んでいってもいいかな。と思う時もある。

 でもそんなことしたら、こちらは車椅子だし、ぶつかられた人は怪我をするかも。

 結局こちらがとまって様子を見て隙間を抜けるしかない。

 まぁ、そんな人が多い日に、そういう人は外に出ない方が良いと言う人もいるだろう。そんな危ない思いするなら行かなきゃいいだろと。

 これからは平日に行こう。結構地元ではマイナーな場所も最近はネットの普及で、知ってる人が多いみたいだし。


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